|
No.749〜 |
No.691〜748 |
No.634〜690 |
No.590〜633 |
No.561〜589 |
No.537〜560 |
No.505〜536 |
No.467〜504 |
No.453〜466 |
No.432〜452 |
No.415〜431 |
No.396〜414 |
No.373〜395 |
No.351〜372 |
No.325〜350 |
No.302〜324 |
No.280〜301 |
No.252〜279 |
No.232〜251 |
No.214〜231 |
No.196〜213 |
No.179〜195 |
No.161〜178 |
No.145〜160 |
2007.9.16 Sun. 雨 31℃ No.144 |
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※9月のはずなんですがまだ暑いですね、今年は…。 |
9.8(土)〜9.12(水)
FO・LOタンクへ張り込み
主機始動・臨航検査
前回、次は運転だなんて載せま
したけどその前に、FO(燃料油)
LO(潤滑油)の張り込みから主機
始動までを。
今回はA重油15KL・C重油35KL・
LO(システム・シリンダ油)5.4KL
の内容、業者が同じ島の会社でし
たので午前中にLOを、残りを午後
からという順番で給油バンカーが
一日で終了しました。
(段取上、非常に助かります)
まあ、この辺は前回、前々回と
全く同じなので入れ方等は←の
写真とも見比べてみるのも宜しい
でしょう。(どこが違うかとか)
引火・爆発だなんて最低なこと
が起きない様に結構、気を使って
います。
そして、油等が入ったのならばと
油・清水(FW)・海水(SW)・空気
流れの調整を施して主機始動。
陸で正常に動いていても船内ライ
ンの不備でかからないなんてこと
もあるので一瞬の緊張感!。
大丈夫でした(笑)
次回こそは運転状況アップ…の
予定ですが、何と次船Sno.563の
起工式を既に実施。
後者を先にするかもしれません。
どちらが来るか等も含めて
次をお楽しみに。
(了)
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バンカー船到着(同じ島から) |
FO張り込み管の様子 |
2階置きタンクへも張り込み |
クランク室扉を開けて直接 |
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検査官立会いで始動 |
主機ライン冷却海水排出 |
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2007.9.9 Sun. 曇り 31℃ No.143 |
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※今年はなかなか涼しくなりませんねえ…。 |
8.30(木)〜9.1(金)
進水滑走台回収作業
センター盤木調整
進水完了なので次の日に早速、
ソロバン・進水滑走台を海中
から回収。
今回はAM11:00頃に終了でしたの
でその日の内には…は無理でした。
ザッと綺麗に片付けた後、次船
の為に新たなセンター盤木調整。
これで造るの終わり…では無いの
で(冷汗)新たな船の為に同じ高
さをびっしりと出して揃える重
要な作業です。
早くやらないともう二重底が並び
出しますから…。
9.3(月)〜9.6(木)
船橋内木工・電装工事
E/R内塗装作業等 佳境
台風がやって来て沖出し…だなん
て馬鹿なことが起きないうちに
ブリッジ内の木工・電装工事を
急ピッチにて進めています。
毎度毎度のことですが狭い空間を
電装業者・大工が入り乱れて仕事
するので凄い人口密度。
(各々がテキパキ動いているので活気はありますけどね)
「早くやってしまえ!!」状態です。
いい感じ(笑)
そして最も過酷な塗装作業。
E/Rはファンを回して空気を送り
続けないと船体下部ということも
あり密閉された空間で酸欠必至。
(充満ガスで爆発事故が起こるこ
ともあります。恐ろしいですねえ)
防毒マスクをしっかり着けて作業
していますが、ペンキ屋に限らず
色々な職人・業者・大工の活躍
をご覧になって下さい。
今回も苦心・苦難の道を経なが
ら竣工へと向っております。
全員の英知・執念の結晶こそが
造船(製造業)であると私は思いま
すが皆さんはどう感じられますか?
まあ講釈はこのくらいにして(笑)
今日はここまで。
次回は試運転内容のアップ予定、
お楽しみに。
(了) |
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海に浮いている両舷の滑走台 |
センター盤木を1つずつ調整
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居室内、木工工事中 |
操舵装置用の太いケーブル |
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E/R塗装中(微量塗料が舞ってる) |
ブリッジ塗装完了 |
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2007.9.4 Tue. 晴れ 33℃ No.142 |
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2007.8.27 Mon. 晴れ時々曇り 34℃ No.141 |
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※日差しが強過ぎて頭がフラフラ、熱中症注意報!!
でも進水間近でお構い無しにほぼ全員、現場へ出ています。 |
8.17(金)〜8.24(金)
HC(止め具)仕上げ・溶接
ハッチ・カバー納入
HC(ハッチ・カバー枠)油圧昇降
ジャッキ部分・止め具部溶接から
ハッチ・カバー納入〜搭載です。
今回も一般的な貨物船である為、
巻取り・エルマン方式のカバー。
船首・船尾からそれぞれ繰り出し
なので2つのロールにて納入され
ています。(写真参照)
この凸凹カバー空間のお陰で船体
乾舷マークが1cm上げることが
出来るとか。
(船の総トン数が増えるから)
要するに1,800(D/W)型の過積載
を目指す船にはつとに有効であ
るということ。
弊社の標準仕様にしたいです。
8.24(金)〜8.27(月)
塗装用足場解体
進水用ソロバン・滑走台
挿入〜設置・矢打ち込み
塗装仕上げが完了したので早速、
足場解体実行。
綺麗に片付け終わってから船台
レールにソロバン敷き。
それから滑走台を入れて各所に
矢の打ち込み。
字で書き殴ってここに載せるだけ
は非常に簡単ですけどね…
実際の現場はというと、
酷暑・極度なる残暑、5分間
現場を歩いてサウナ風呂も
真っ青の大汗。
どうなっているんですか?
26日も出勤しましたが差す様な
日差し。矢の打ち込みでハンマー
を振るうだけで十二分なダイエ
ットが出来ますよ(苦笑)
イライラしながら何とか完了しま
した……。
8.25(土)〜8.27(月)
レーダーマスト設置
アンカー巻き揚げ
船体構造物搭載の最終段階。
まずはレーダーマストの設置、
真っ直ぐな良い出来である(笑)
今回はフォアマスト同様CD上に
立てる(いつもはND上に立てる)
特別仕様なので随分と高い位置に
なっています。
レーダーが良く反応することで
しょうね。
続いてアンカーチェーン及び
アンカーの巻き揚げ。
シャックル継ぎ目に何連目かを
示すペン塗りと溶接を施します。
(Sno.557時を参照)
9連ずつのチェーンですが上記の
ペン塗り・溶接・巻き揚げは半日
にて終了。
いつでも駆け足・大急ぎの工程
はこれにて、めでたく終了しま
した。
(少しの進水準備作業を残して)
今回も長い道程、いかがだった
でしょうか?
完成です。
今日(8/27)の時点ですが
これが造船において一番理想的
な完成具合及び進捗です。
「今日は休みの日だから」とか
「今日は雨が降っているから」
とか言って仕事をサボってしま
う心構えでは到底、この様には
出来ません(工程が進みません)
日々、進捗具合の不安に苛まれて
悪天候(大雨・台風)に怖じ気付き
ながら
どの様にすればスムーズに行くか
を常に考えているのです。
凄まじいパッションでしょう?
(了) |
止め具・ジャッキ部分溶接 |
カバーがバージで到着 |
船尾側を吊り上げて移動中 |
船首側設置完了 |
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足場解体完了 |
レールにソロバン敷き |
滑走台を用意する |
矢を打ち込んでいく |
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レーダーマスト吊り上げ |
CD上に設置完了 |
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チェーンを並べてペン塗り・溶接 |
アンカー巻き揚げ中 |
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2007.8.23 Thu. 曇り後晴れ 34℃ No.140 |
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※まだ暑いですね。進水日も確定、船台上は進水へ向けてスパートです!! |
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8.17(金)〜
船内バラスト・タンク内
&船体外板周り塗装
粗方、外板溶接作業が終わってき
ているので順次塗装作業を開始
しています。
今回はまず船底部分から。
天井のかなり低いかのバラスト・
タンク内も当然塗装が必要で体を
折り畳んでの苦心の施工です。
写真の様にスポットクーラホース
を引き込んで空気の通りを良くし
ながら噴き付け作業。仕上がりは
綺麗なクリーム色です。
そして外板周り。
バンノー(名称)なる下地塗料を噴き付けてから2層目に仕上げ塗装。
つまり、海水に接触する部分は
防蝕・防汚を兼ねて2度塗りが
必要です。
もし、工程遅れが生じるとどうし
てもこの外板塗装にしわ寄せが来
てしまいます(とにかく指定日に
進水させる様に動くから)。
ゆえに疎かになりかねません。
そういうことは無い様に工程監視
管理すべきです。
8.20(月)
ブリッジ2・3階(ND・CD)
BD上に搭載
前回からの続き。
ND・CDの接合が完了して(もう何
のことか分かりますね?(笑))
建屋の屋根を移動させて吊り上げ
準備。
ワイヤをつけて直ぐに移動です。
もう既に陸でサーチライト・ハ
ンドレール(手摺り)・水密扉等
を写真の通り、溶接しているので
後は床部分にコンクリートを流し
込む(鉄皮時の工事として)等の内
装仕上げ。
船体の構造物は完成しました。
8.21(火)〜8.23(木)
ボットム・シーリング
(緩衝用木材)敷詰め施工
今回も鋼材専用船なので木材の
シーリング(緩衝材)を船底部・
壁部分に敷詰め&貼り付けを施し
ています。
Sno.561と同じ作業ですが今回に
ついては違う点が一つ。
←にチラッと写っていますが、
クーラの室外機をホールド内に
置いているのです。
当然、敷くのに邪魔です(笑)
室外機位置を動かしながらの作業
夏季は仕方ないですかね…。
8.18(土)〜8.22(水)
フォアマスト(船首側)
ファンネル(煙突)
設置・溶接
もう既にサブラインにて製作済
のフォア・マスト、ファンネル
をそれぞれ設置。
船首部は1,800(D/W)型ということ
もあり狭いのでマストも船首コンパニオン(ホールドへ降りる通路)
に直付き溶接。
空間有効活用(ジャンボ船特有)
が必要です。
ファンネルについては以前アップ
した通りの完成品で搭載して即座
に下部ぐるり溶接開始。
一日で完了。
まあ、こんな感じで進んでいます。
明日には塗装用足場も解体開始。
船台ソロバン・滑走台設置が始ま
ります。
現場に出っ放しで時間が取れないかもしれませんが何とかアップしますので次回もお楽しみに。
(了)
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クーラホースを引き込んで |
船底タンク内はこんな感じ |
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下地を噴いてから2層目 |
仕上げに近付く |
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手摺り・ライト等を付け完成 |
吊り上げて移動 |
微速降下する |
BD上に搭載完了 |
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シーリング敷詰め |
壁に貼り付け完了(奥に室外機) |
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吊り上げて設置位置へ |
コンパニオンに溶接 |
BD後部に搭載完了 |
下部をぐるっと溶接する |
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2007.8.16 Thu. 晴れ 36℃ No.139 |
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※日本各地で猛暑!!気温40℃を超えた所もあるとか?弱りますねえ…。
でも、お盆休みは一昨日まで。昨日から出勤ですよ、松浦造船は(笑) |
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7.25(水)〜8.16(木)
ND・CD(船橋2・3階部分)
ブロック入荷〜接合
1階部分BDに引き続きブリッジ
製作です。
この2・3階ブロック(ND・CD)は
BDと同じく外注でしたので物自体
は7月中に既に納入済み。
居住区電線敷設を施して、3階の
航海機器・操舵施設等が納入さ
れているならば即座に配置を行い
そしてCDを被せるわけでして…。
さて、ここでちょっとした紹介。
各々BD・ND・CDとありますが
名称の意味、分かりますか?
(分かる方は無視して下さい(笑))
これはそれぞれ
BD (ボート・デッキ)
ND (ナビゲーション・デッキ)
CD (コンパス・デッキ)
の略になるわけで名称の如く、
交通艇甲板・進路策定甲板・操舵
甲板になります。
やはり横文字を用いた方が知的な
感じがすると私は思うので、もし
港で船を見かけた際に
「あの船、ボートデッキに荷物
を積んどるなあ〜(使用例)」
と同行の隣人に喋りかけたらいかがでしょうか?
羨望の眼差し間違い無しですよ
(笑)
まあ、冗談はさておき明日or明後日にはBD上に搭載となります。
また、その時にアップしますので
次回をお楽しみに。短いですけど
今日はここまでです。 (了)
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NDブロック入荷 |
同じくCDも |
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引っ繰り返して定盤に置く |
航海機器を配置する |
天井に電線も付ける |
CDを上に被せる |
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2007.8.7 Tue. 晴れ 32℃ No.138 |
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※夏、真っ盛り!!でも去年よりは幾分涼しい気が…気のせい? |
7.25(水)〜8.1(水)
船橋1階ブロック(BD)
納入・搭載・接合
外注していたBDブロックの納入
から搭載までです。
そうたいしていつもと変わって
いません、室内用電線敷設が終
わると直ぐに搭載です。
もう以前からこのHPをご覧になっ
ていればお分かりですよね?
・デッキ上ジャッキ持ち上げ
・水平出し
・一定の高さでケガキ
・しろを切断
・ブロックを降ろす
・接合面溶接
の手順。
えっ?良く分からない?
そんな方はSno.561搭載時を見て
下さい、かなり詳しくアップして
います。
実は前回でこのBD搭載内容を燃え
尽きるくらいの勢いで書いたので
今回は何も浮かんで来んのです。
居住区、狭いよなあ〜という感想
くらいしか…(笑)。
7.30(月)〜8.3(金)
主機(M/E)軸心調整・据付
PBCF・ペラキャップ取付
陸にて主機軸心を出してチョック
ファーストの流し込みです。
今回は低速エンジンにより、前船
の減速機装備・異心ではなく同心
の仕様。
(注:異心とはプロペラ軸と機関
軸が真っ直ぐでは無い状態。今回
は同心により真っ直ぐ)
よって据付台が低く狭いエンジン
ルームだと調整するのに頭をかなり下げて覗き込まなくてはならず首が痛くなります(笑)
この型の低速だと仕方が無いんで
しょうね、煩わしいですが…。
そして、チョック・ファーストを
流し込み。
終わると次の日にPBCFをペラ先端
に取付。
(プロペラ・ボス・キャップ
フィンの略)
燃料消費率を5%抑えられるとの
ふれ込みですが不謹慎にも私自身
はまゆつばでは?だなんて考えて
いました。
(確たるデータが無いことから)
でも実際、この船主殿はSno.558
と同じ方、前回も当然装備ですが
それ以前の船より消費率が
良くなっているとのこと。
適当な事を吹聴してしまい、開発
及び関係者の方々にお詫び申し上
げます……(平謝り)。
7.31(火)〜8.3(金)
バウ・チョック(BC)取付
ウインドラス設置 等
船首方面作業経過
前回アップ翌日、
バウ・チョック(船首ひさし)
付けました。
大分、船らしくなりましたね。
また膨らんだバルバスをアンカー
で擦らない様にベルマウスを極
端に伸ばして巻き揚げウインド
ラスも真横に出す為にハの字に
設置しています。
(この辺りはSno.561同様)
写真をご覧下さい。
足場に登ってベルマウスを近くで
見るとこんな感じで
かなり長く出ているのが
お分かりのことでしょう。
これだけ出てるとアンカー巻き揚
げ時にウインドラス前付近が結構
振動するんですよ。強度的には問
題無しですがデッキが震えると少
し怖いです。
(まあ、振動より外板を傷付けて
錆びを出す方が良くないですか
らね)
船首方面とは関係ありませんが
ファンネル(煙突)塗装も済んで
完成しました。
今週末にはブリッジ2・3階部分
(ND・CD)を搭載するので程無くし
てBD上に移動させます。
と、いうわけで今日はここまで。
来週は一応、お盆休みですけど
ゴールデン・ウィーク時同様、
終日出勤の可能性が…。
仕事人間=造船マンの定義は
中々、崩れそうにありませんねえ
(笑)
外板周り・足場が組み上がり
ました。
来週には塗装に突入です。
(ゆえにお盆も出勤するのです)
台風直撃さえ無ければ
何も心配することは無い
でしょうな。(断言)
(了) |
外注先からBDブロック納入 |
天井裏に電線敷設 |
吊り上げてひっくり返し… |
位置を確認しながら降下 |
水平状態で下部のしろを切り… |
搭載作業完了。 |
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据付面を覗き込む(低い) |
ダイヤルゲージを付けて |
確認しながら微調整 |
チョック・ファースト流し込み |
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ペラ先端のねじ部 |
PBCF取付完了 |
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バウ・チョック取付 |
ウインドラス設置(ハの字) |
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ベルマウス、これだけ出てる |
外板周り溶接 |
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塗装も済んでファンネル完成 |
中を覗くとこんな感じ |
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2007.7.31 Tue. 晴れ 31℃ No.137 |
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※また更新に少しのタイム・ロスが…仕方ありませんが(開き直り) |
7.17(火)〜7.18(水)
船体後方・前方ブロック
(AP-1・SS-2・UD-6)
搭載・接合
忌々しい台風も過ぎ去って何とか
メイン・エンジン組立も終わりま
した。
よって何の憂いも無く、完成済
船体後方上部ブロック(AP-1・
SS-2)を建屋から搬出して裏返し
・搭載です。
(天井を切る心配無しだから。
その前に今回の船型は機関室が狭
くて切り落とし等は出来ません)
実を言うとかの雨・台風のせいで
ブロック完成から搭載まで全くも
って5日間の無駄なロス。
真綿が水を凄まじい勢いで吸い上
げる如くとにかく先を急ぎます。
故に船体前方ブロック(UD-6)も
完成済により晴れていた7/17に即
座に搭載。
(この辺りは同時進行なので私自
身船首・船尾を時間ごとに移動し
て確認することが必要です。
誰に言うでも無く私の心からの
叫び。
止めて下さい、早過ぎて面倒
見きれませんよ〜〜(笑))
こんなどうでも良い遠吠えなど
職人達は気にも止めず(笑)工程は
どんどんと先へ…。
それにしても接合がぴったり
です。
原図作業(マーキン・名前の由来
はマーキングから。図面から原寸
尺度に直すこと)
が上手く行えたということでしょ
うね。
7.17(火)〜7.26(木)
船体最前方ブロック
(FP1F・FP2)搭載・接合
ブロック名では仰々しくFP1F
だなんて付いてますが、実際は
球状船首(バルバスバウ)です
けどね。
前船と同仕様ですから、また
サンタクロースブーツです、
太いです、大きいです(笑)。
1,800(D/W)型の無理にでも膨ら
ます(必要がある)このバルバスは
あまり高速力仕様とは言えず、
空船時でも13.5ノット(25km/h)
出るか出ないかが精一杯。
これは私の勝手な意見ですが
抵抗を無くし、船速を出すと
いうバルバスメリットからは何か
逸脱している気がします…。
(主機が2,000PSだと尚更もったい
ないですし)
それでも499(G/T)型過積載優先
の方が必要なのでしょうね。
「流行り」というのもありますが
今後は果たしてどうなりますか…。
と、この辺りで更新をしようと考
えていましたが現場を歩き回り、
今治へ出張していたりしたらいつ
の間にやらミッシング・リンク。
船最前方上部ブロック(FP2)が
完成してしまい、大三島フェリー
天満着にて7/26午後に上がって
帰社すると何と吊り上げて搭載
位置へ移動中。
午前中出発時には「明日だろう」
と考えていたのが甘かった!
17:00を過ぎていても出来るも
んならやるんですよ。
(晴れてるし)
というわけで今回はここまで。
今でもまだ爆進中ですから(笑)
ゆえにここまで来てます。
補足ですがこれは7/28の時点。
船台前にバウ・チョックを置い
ているでしょう?
今日はもう付けました(笑)
工程の紹介が欠落しない様に
気を付けますので次回をお楽しみ
に。
(了) |
AP-1・SS-2ブロック製作中 |
倒立状態にする |
搭載位置へ移動 |
搭載済み |
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UD-6製作中(フレーム溶接) |
…が搭載済み |
フレームのしろを切断 |
サイドの鋭いナックル |
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バルバス・バウ溶接中 |
建屋から定盤へ移動 |
船首へ搭載する |
この辺で更新しようかと… |
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FP2ブロック製作中 |
完成してクレーン吊り移動 |
搭載位置で微速降下 |
デッキ上を見る |
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2007.7.21 Sat. 曇り 28℃ No.136 |
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※お久しぶりです!ブロック搭載、かなり進んでしまいました。 |
7.6(金)〜7.18(水)
船体前方部分ブロック
(BT-7、SS-5・6、FPIA)
搭載・溶接
今年は近年、稀に見る多雨。
工程が遅れに遅れて会社としても
日々逼迫の連続となり、主機搭
載さえ2週間延びてしまいました。
ゆえに私自身も現場に行き、歩き
回っては進捗・工程管理にやき
もき。(メーカ出張員を搭載時に
ジャスト・イン・タイムで配置
するのはほぼ無理と感じる)
写真の正畠課長を見てもらえれば
分かりますが、大体合羽姿である
ことからもほとんど曇りか雨の
天候、本当に珍しいことですが
製作済完成ブロックが雨により
搭載待ち
などという、初めての事態が発生
してしまいました。
ですから、写真の順番通りSS-6を
先に搭載して次にSS-5を搭載する
一見、かの歯抜け搭載みたいで
すがインターバルは1日だけ。
歯抜けではなく、普通の流れに
なるくらいの進捗。(笑)
実を言うと進水動画をアップする
為にソフトをインストールしてい
る期間、SS-5・6の搭載が直ぐに
実行され、またしても面喰ってし
まいました。
(雨降っとんのにようやるなあ〜
みたいな感じで(笑))
まず、前半は←のFP1Aの搭載
までです。
7.4(水)〜7.20(金)
船尾管挿入・主機搭載
プロペラ設置 等
船尾周り作業の流れ
船尾周りの作業の流れです。
今回は順番通りに少し詳しく
@ LOサンプ・タンク耐圧検査
船体の構造上、LO(潤滑油)タンク
は船底に設けています。よって他
のバラスト・タンクと同様、エア
ーを張って石鹸水掛け。
←こんなに狭い空間、真夏だと
嫌になってきます。
A 主機据付台仕上げ・ペン塗り
当然、主機を据える為に固定する
リーマ・ボルトを入れるべく、据
付台に穴を開けて仕上げ。終わる
と直ぐに下部を塗装です。
(主機が座ると邪魔になって塗れ
ないから。7/7〜8の間でしたが
奇跡的に雨が降らず、実施出来
ました)
B 船尾管挿入・逆転機据付
船尾軸系に船尾管(スターン・
チューブ)を挿入。
昔はボーリング(穴切り工作)に
て軸系の穴仕上げをしていました
が主機搭載時同様、隙間への
チョック・ファースト流し込み
にて密着させるので船内側のダブ
リング(位置決めの輪っぱ)を調
整するだけで可能に。
これだけでもかなりの工期短縮
になります。
そして、プロペラ軸挿入後に
E/R最後尾へ逆転機を据付。
以前から何度も紹介していますが
1,800(D/W)型でLH34L・2,000(PS)
逆転機装備仕様は日本初です。
「初」とは聞こえは良いですが
今までの実績が無いので好奇心
半分・不安半分ですが…。
C 主機(M/E)据付・組立
ここからの4日間がかなり大変。
ちょうど7/12〜7/16の期間でした
があの台風4号襲来時でしたので
高潮で被害を蒙被るくらいならと
大雨の最中に主機搭載…。
私も含めてみんながずぶ濡れに
なりながら敢行しました。
(今年は何とかこの1回きりにして
もらいたいですがそうはいかんで
しょうなあ…)
当然、エンジンは雨に濡れては
いけない代物。
慎重を期しての吊り上げです。
明けて月曜に分解していたカバー
排気管・タービン等を組立。
もう降らんだろうと思っていたら
おっとどっこい、またしても雨。
……もう本当にいい加減にして
ほしいです…。
今年の梅雨明けは無しの方向で
宜しいですね?お天道様(怒)。
D プロペラ・ラダー等取り付け
ようやく最終の仕上げ段階です。
船内にて逆転機軸とプロペラ軸
を繋ぐ中間軸を締め付け。
この船型のせいもありますが
かなり短いです(笑)軸受けさえ
無く、狭い機関室の弊害がもろに
出ているということですかね。
(船の出来には関係ありませんが)
終わると早速プロペラ・舵(ラダー)の取り付け。
この辺はいつもしていることなの
で手馴れたもの。2日間にて全て
の作業が終了と相成りました。
どうですか?またしても超特急に
なってしまい、申し訳ありません
でした。
再々、HPを開いて見て頂けると
幸いです。(勉強になりますよ)
カウントも上がりますしね(笑)
(了) |
BT-7ブロック搭載・接合 |
SS-6を前に搭載時期を相談 |
SS-6ブロック搭載 |
外注SS-5右舷側ブロック |
左舷側搭載 |
同じく右舷側 |
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FP1Aブロック完成 |
船首に搭載 |
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LOタンク耐圧検査 |
この日も強い雨模様… |
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主機据付台仕上げ |
船底部分のペン塗り |
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船尾管挿入 |
船尾外から見る |
プロペラ軸挿入 |
逆転機据付 |
|
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大雨の最中に主機搭載 |
みんなずぶ濡れ |
雨のせいで泥の海 |
シリンダ・カバー組み付け |
また雨なのでシートを掛ける |
何とか完成 |
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中間軸設置・締め付け(短い) |
プロペラ設置 |
ラダー納入 |
設置して船尾周りが完成 |
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2007.7.5 Thu. 晴れ 28℃ No.135 |
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※船台状況、日々刻々と進み、私の思惑をいつも超えにけり。 |
6.14(火)〜6.21(火)
BT-3・4(船体側面部分)
ブロック搭載・溶接
例の壁部分BT3・4ブロックです。
この辺はいつも同様、外注部隊
なのでかのメッキパイプの設置が
終わりさえすれば直ぐに搭載へ
と移っていきます。
左の写真、白い筒の様なものが
見えていますが、これが
バラスト・サイドタンク
(船傾斜時に再度、安定させる為
の海水張り込みタンク)内部の溶
接時に空調&冷却目的のピン・
スポットクーラ用ホースです。
(そうしないと夏は内部で酸欠の
恐れ有り。それでもこんな良いも
のは最近出来たもので昔は中で作
業をしても我慢の子だったらしい
です……精神論?(笑))
6.20(水)〜7.2(月)
AP1・SS1・UD2
(船体後方部分ブロック)
搭載・接合・溶接
船尾周りのブロック製作〜搭載
です。
既に前船から実施済ですが目に付
く点として、主にここでは
AP1(スターンフレーム) と
SS1(機関室サイド部分) を
一体製作による工期簡素化。
が挙げられます。
クレーンリミット30tまで吊り上
げ可能により範囲内である同ブロ
ックをわざわざ分けて造らなくて
も良いのでは?という単純な理由
です。
(別であれば搭載・接合がそれぞ
れ2度になりそれだけ手間)
まだ梅雨明けしていないせいも
あって先週、今週と雨によく降ら
れていますがえっ?降っている
んですか?というくらい合羽を
着込んでシートを掛けて気候など
全くお構い無し状態で進行中。
これこそが造船・製造業です!
(くどい?…)
6.20(水)〜6.22(金)
Sno.562 主機(M/E)納入
補機(G/E)納入・据付
前回アップのメイン・エンジン
がはるばる明石から木江にやって
来ました。
低速エンジンなのでワイヤの重さ
も考え、27t以下が出るまで分解
しています。
(シリンダ・カバー、ホイール、
空気冷却器等)
で、今回はかの1,800(D/W)型より
エンジン・ルーム部分がかなり狭
くなっているので全長が長い低速
エンジンでも大丈夫!という風に
セカンドデッキ部分に逆転機も
真上から搭載することが出来る
大きい切り欠きを設けています。
その為、今回ばかりは上のブロッ
クを先に載せ、天井を切り開いて
のエンジン搭載は不可。
順調・円滑な工程が絶対必要と
なっております。
(雨さえ降らなければ、ばっちり)
2台の補機も納入・即搭載となり、
設置パイプ等で乱雑になっていま
すが機関室部分、順調に進行中
です。
6.6(水)〜7.3(火)
BT-7(船体前方ブロック)
製作・建屋から搬出
バウ・スラスターが付く船体下部
最前方ブロックの製作から搬出
です。
本当は結構前から取り掛かってい
ましたがスラスター納期待ちでし
たので完成、検査、そして船台へ
の移動が今週の月曜に。
BT-6までの搭載が早かった分、
少し拍子抜けでした。
何とか他の班の爆進に追い付いて
来たというところですか。
これからはもうセカンドデッキ
前部分搭載へと移って行きます。
今はこんな感じです。
裏返してBT-6の上に置いているの
は外注したSS-6ブロック。
そう、BT-7が接合されないと上に
搭載出来ないのです。
来週には載せられることでしょう。
次回は主機搭載等のアップ予定、
お楽しみに。
(了) |
外注部分ブロック入荷 |
BT-3左舷側ブロック搭載 |
同じ様にBT-4右舷側 |
これがピン・スポットクーラ |
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AP1ブロック製作中 |
完成後、船尾へ搭載 |
継ぎ目を溶接 |
納入済配電盤を置く |
同じく製作済油・置きタンク |
UD2ブロック搭載 |
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運搬船入港(去年6月と同じ船) |
ホールド内の荷姿 |
予備品・分解品群 |
クレーンで吊り降ろし |
左舷側補機搭載 |
大きく空いたデッキ |
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BT-7ブロック製作中 |
スラスター納入(3.0トン型) |
完成して船台へ搬出 |
船台の一番前へ仮置き |
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2007.7.2 Mon. 雨後曇り 29℃ No.134 |
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※リアルタイム更新とは、限り無く不可能と心得えたり(笑) |
6.11(月)〜6.12(火)
Sno.562 主機陸上公試
運転確認立会い
Sno.562の主機陸上公試立会い
の為、主機メーカ・OBでもある
阪神内燃機工業梶E明石工場へ
出張して来ました。
あくせく動き回っていた懐かしい
自分の庭・ホームグラウンドの様
なもので去年の6月以来、約1年ぶ
りの訪問。
今度こそ工場配置で何か大きい
劇的変化があるのかな?と心と
きめかせて行ったもののほとんど
変化無し(笑)
(明石市の我が元住居にも前夜、
散歩で行ってみましたが何も変わ
っていませんでした。変わったの
は私の肩書きと体型か?(笑))
ただ、私が居た頃と比べて稼働率
が120%近くまでに急上昇している
みたいで(要するに仕事が3・4年
先まで埋まっており、新規に生産
枠入れするのがかなり難しいとい
うこと。猫の手も借りたいくらい
の状況)とにかく超多忙です。
定年で既に辞めているはずの
超ベテラン(元職長・班長クラス
の人)がヘルメットをピカピカの
新品にして場内を歩いているので
どうしたの?と尋ねると
「補助的なアルバイト」
との答え。なるほど、無理に新人
を配置するより勝手知ったる玄人
に任せた方が作業がスムーズです
しね。
(そうしないととても回っていか
ないとか…とにかく忙しいらしい
です)
さて、エンジンはいつも
499(G/T)ではお馴染み
LH34LG・2,000(PS) です。
ただ、以前からしつこく書いてい
ますが今回は初めて1,800(D/W)
型船での導入となり、前船の中速
より10t重く・1m長くなります。
(逆転機付き仕様は本当に日本初
の試みです)
船の自重を軽くする小細工が必要
ですが予備品の整合性・メンテ
ナンスの容易さの低速メリット
を考えるとき、まあ、一度チャ
レンジしてみようやないかとい
う主旨の下、計画されました。
まあ、見てて下さい。
ちゃんとマッチする様にしっか
りした船を造りますから。
つとにご安心下さい。
話を元に戻し、運転の流れ
各負荷試験・保護装置試験・
リモコン操作・開放検査と大体
同じ。が、リモコン本体が間に
合わないとのことで検査で必要な
部分のみを揃えた簡易式に(操舵
スタンド・監視室警報盤も無し)
超多忙の状況が我が造船所も鑑み
て全く分からないわけではないの
で了承はしましたけど、納期には
全品を揃える様にクギは刺してお
きました。
その後にシリンダ・カバー、
ピストン等を開放して各部目視。
異常は全く無し(良かったです)
今現在、このエンジンも納入済。
また船体搭載時にアップしますの
で次回をお楽しみに。
(了) |
Sno.562 メイン・エンジン 1,471kW(2,000PS) |
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これは170番機 |
シリンダカバー周り
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各気筒排気温度確認 |
リモコン接続箱 |
シリンダ内爆圧計測 |
リモコン操作が簡易式 |
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危急停止操作試験 |
クランク・ケース内検査 |
ピストン開放 |
シリンダ・カバー開放 |
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2007.6.26 Tue. 晴れ 31℃ No.133 |
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2007.6.19 Tue. 曇り 27℃ No.132 |
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※またこれから出張で…いつになったらゆっくり更新出来ますかね(笑) |
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5.21(月)〜6.18(月) 継続中
BT1〜BT6(二重底部分)
SS2(船尾機関室周り)
ブロック搭載・溶接
現実にあまり時間が無いので
素早く作ります。
Sno.562のブロック搭載状況
です。(BT1〜6・SS2)
起工式に外注ブロックが納入され
ていたくらい(進水は8月末予定)
ですからこの2週間にとてつもな
く進んでしまい、文言を長く書く
より分かり易い←の写真にて経
過をご覧下さい。
手順についてはSno.560での
詳しい搭載内容をご参考に。
(No.098)
ちょうど←左の写真。
BTブロックトップつまり船倉内
頂部の溶接には等間隔にバット
を入れていかなくてはいけません。
お分かりのことと思いますが継
ぎ目を平面溶接すると熱応力に
よって凸凹になってしまう為、
(つまり上がったり下がったりし
てしまう)わざわざ等間隔に入れ
ているのです。
乱暴に製作するのであれば後から
火で炙って歪み取りをすれば良い
ですが弊社ではそんな雑な作業
はしておりません。
(というか社是が喜んで頂ける
船造りですからするはずがあり
ませんが)
今回は前回と同じ型(1,800D/W)
ですが大きく違うのは主機が低速
エンジンであると言う点。
中速より1m長く10t重くなるので
その分船型を多少変更しています。
(排水量は同じなのでまたどこか
で自重を軽くする必要有。造船
工学の基礎、分かり辛かったら
またスルー願います(笑))
今週月曜にはSS2ブロックも船尾
付近へ搭載済。
もう、SS3・4壁ブロック搭載へ
移行して行きます。
製作手法紹介を少々。
昔はブロック搭載後に船内&機関
室配管を現場合わせ製作(その場
で針金等を用い、型を決めて作る)
するのが主流でしたが
作業効率の改善・短期製作の観点
から、
パイプ一品図製作
(先行製作。先に配管図面を書い
てしまう)
というものを実施しています。
これをすることにより、海水動流
用パイプは亜鉛メッキ加工を、
LO等油動流用は酸洗い加工を先
に施工出来てブロック時点で組み
付け可能に。
こういう細工をして短納期竣工
を目指すわけです。
また気付いたことがあれば載せて
いきますので今後のアップをお楽
しみに。
(了)
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BTブロック製作中 |
建屋から搬出 |
船台脇へ並べる |
頑強な張りを付ける |
左舷側へ展開 |
バットを入れて溶接する |
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BT1ブロックも船台へ移動 |
BT1〜6を接合済 |
SS2ブロックを移動 |
船尾部分へ搭載済 |
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海水用メッキパイプ群 |
油用酸洗いパイプ群 |
ブロック製作時点で組み付け |
船底のメッキパイプ取り付け |
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2007.6.11 Mon. 晴れ 29℃ No.131 |
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※まあ、忙しくて…これから直ぐ出張で明石行きなんですが(笑) |
6.4(月)〜6.5(火)
Sno.561「ありた丸」
海上予航・公試運転
予告の通り、海上試運転です。
前船と同じ様に出港時は真っ青
な快晴!とても気分の良いもの
でした。
前回でかなり詳しく列記しました
ので(No.115)それを参考にして頂
ければ良いですが(笑)
主には
・各負荷速力試験
・旋回試験
・前後進試験
・予備操舵試験
・投揚錨試験
・バウ・スラスター操作
・リモコン操作試験
です。
2日のみの海上試運転なので
カオスの世界は相変わらず。
操舵室から機関室へ、また操舵室
へ上がっては今度は舵機室へと
検査官・工務部長・記録員・私
と民族大移動。
何も異常が無かったのが救い
でした。
速力に関しては4/4(フル回転)
負荷にて
13.501ノット(25.00km/h)。
十分過ぎる良好な結果。
(補償は12.00ノット)
いや〜本当に良い出来です。
元・エンジンメーカーの一員とし
て他社の数隻に運転で乗ったこと
が有りますが経験上、
こんなに振動の無い船は
初めて!
客観的に見て感心してしまい
ました。
この船型だと中速エンジンの方が
良いのでしょうか?そうなると私
の知識が全く役に立たなくなって
しまいますが(笑)
まあ、何はともあれ良い船が出来
ました。
←の雄姿をご覧下さい!
次回はまたおざなりになっている
Sno.562船台状況とSno561の竣工
をアップ予定です。
お楽しみに。(了)
|
アンカーを揚げる |
旗も掲げる |
早速マイル・ポスト沖へ |
マイル・ポストを確認 |
コンパスを見て角度指定 |
→そして旋回 |
予備操舵試験 |
必死になって回す正畠課長 |
3連出して投揚錨試験
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バウ・スラスター運転 |
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全速力航走中 |
陸から見る |
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2007.5.31 Thu. 晴れ 25℃ No.130 |
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※かなり進んでいますがPCの前に座らないのでアップが…(笑) |
5.16(水)
進水滑走台回収作業
進水が済んだのでいつもの様に
進水滑走台を回収しましたが
今回はAM9:00に進水が完了とい
うこともあって初めての試み、
その日のうちに回収してしまう
を行いました。
(←閉めていないゲートに注目。
いつもなら翌日に実行)
従来より多めに人間を配置した
ので一日で上手く片付けること
が出来ました。
5.17(木)〜5.21(月)
E/R・ブリッジ塗装作業
(現在も継続中)
まだ塗装が行われていなかった
E/R(機関室)・ブリッジの塗装
をしています。
今更ながら写真見て下さい。
← これですよ、これ。
この悲惨さ。
当然、塗装する為にエアーでゴミ
を飛ばしておかなくてはいけませ
んがこんなになってしまいます。
まあ、マスクをしておかないと
確実にじん肺になってしまいま
すね、恐ろしいものです…。
今現在も継続中ですがもうしばら
くすると白い美しいブリッジの姿
が見えてくることでしょう。
(この過酷な状況と裏腹に)
5.23(水)〜5.24(木)
ハッチカバー作動・調整
射水検査
ロール状態で船首・船尾へ設置し
たのは以前の写真の通り。
進水直前に個別に外した真ん中
部分6枚を載せて繋いでいるので
早速、海上にて作動確認・射水
です。
今回はカバー上に貨物を積載しな
いので巻取り(だからロール)式
フラットタイプを採用。
No.094のカバーと同じですが一点
違うところがあります、それは
向こうの方が←これより盛り
上がっているというところ。
これは「エルマン式」といって
かの空間を無理にでも作り出す
総トンに関係したものです。
(つまり膨れた部分で空間を稼
ぐということ。これも分かり辛
かったらスルー願います(笑))
5.18(水)〜5.24(木)
キャビン・サロン部分
電線敷設、木工工事
(現在進行形)
まあ、また凄まじく電装業者、
木工大工皆が入り混じって船室
(キャビン)、食堂(サロン)の
電装・木工工事を進めています。
仕事の段取・手順を踏んでそれぞれ進めていかなくてはいけませんが何せ工事は短期間。
狭い空間なのでどうやってもバッティング必至。それでも、
各々が急いで自分の仕事を済ま
していかなくては竣工に間に合
いません。
もう少し時間をかけたいですがこ
ればかりはどうしようもないので
…。
今後の為に何か良い策を考え
なくては駄目ですね。
5.23(水)〜5.25(金)
FO・LO(燃料関係)給油
G/E(補機)始動
燃料・潤滑油関係の張り込みです。
今回はある事情で給油量が少なか
ったのでいつもは2日に分けての
納入が1日だけで可能に。
(まあ、こちらとしてはずいぶん
助かります)
入れ終わると早速、補機を運転。
不具合無く動いたので船内自活
発電が可能・完了
今現在、こんな感じです。
(超特急の経過アップでしたが)
来週はいよいよ海上運転です。
次回をお楽しみに。
(了)
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ソロバン・矢を片付ける |
センター盤木を並べていく |
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エアーでゴミ飛ばし(悲惨…) |
E/Rは塗装完了 |
サイドをスプレー吹き
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手摺り部分はハケ塗り |
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繰り出しで閉じてみる |
継ぎ目に射水する |
同じくサイドも |
終了後に開けてみる |
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断熱材を入れて木工工事 |
電線回路図を見て… |
化粧ベニヤ合板を当てる |
ほぼ、完成 |
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FO・LOバンカー船横付け |
E/R置きタンク張り込みを確認 |
船底弁を開けて海水汲み上げ |
補機冷却海水排出 |
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2007.5.25 Fri. 雨 24℃ No.129 |
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2007.5.20 Sun. 晴れ 23℃ No.128 |
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2007.5.15 Tue. 晴れ 25℃ No.127 |
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※いよいよ進水が迫ってきました! |
5.7(月)〜5.11(金)
艙内緩衝用木材内張り
今回は前船と違って鋼材運搬を
主務とする船なのでSno.558と同
じく艙内木材内張りを実行してい
ます。
艙内は40mあるのでこれだけ張る
となると1週間がかりで立派な一
戸建て建築並の手間です。
5.12(土)
チェーン&アンカー
巻き揚げ
塗装・足場撤去済なのでウイン
ドラスを直ちに動かす様にして
アンカー巻き揚げです。
25mの8連でかなり長いです。
チェーンの継ぎ目には何連繋ぎの
白ペン塗りも施します。
(No.072参照)
アンカーが上手く上を向いて収納
出来ないとベルマウスを削ったり
して時間が掛かってしまいますが
今回は全く不具合無く「すっと」
入りました。
(製作が良かったということ
ですね)
5.9(水)〜5.11(金)
進水滑走台設置
前回のソロバン設置に引き続いて
滑走台も入れています。
安全に安心して進水させる松浦
のやり方をご覧下さい。
凄い張りワイヤーでしょ?
こういうことにお金を掛けること
を惜しんだりはしませんから。
当社は。
明日はいよいよ進水です。
進水前日の様子です。
明日はAM8:30〜ということもあり
これから準備に走ります。
見たいな〜と思っている方、
今の内に決心して明日の予定
を決めた方が良いですよ。
(了)
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木材を切り分ける |
壁部分内張り状況 |
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チェーンを並べる |
巻き揚げ開始 |
アンカーを吊り上げて寄せる |
ぶら下げて巻き揚げ |
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船首側滑走台設置状況 |
スターン・フレーム付近 |
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2007.5.11 Fri. 晴れ 22℃ No.126 |
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※進水へ向けて業務進捗・まっしぐら! |
4.26(木)
主機軸心調整
チョック・ファースト
流し込み
昔は「浮き心」といわれていた様
に進水後、海上にて軸心調整をし
ていましたが最近はかの優れもの
「チョックファースト・オレンジ」
のお陰もあって陸での調整が可能
に。工期短縮のメリットもあって
早速、実行しています。
これは以前にも紹介していますが
調整に+1〜2mmを要する厳密な世界
で熟練の技が必要になります。
(No.106もご参考に)
4.27(金)〜5.4(金)
ドラフト・マーク等溶接
船体外板塗装〜足場撤去
今回は以前に触れていないところ
を中心に。
船舶には大小に限らず船首・中央
船尾に型深さを表すドラフト・
マーク及び乾舷マークを付ける
ことが義務付けられています。
(4・6・8・2M・2…という感じで)
これは貨物を積載した際にどれ
だけ船が沈んでいるかを確かめ
るのと乾舷マークが過積載で隠
れていないかを調べる為です。
(隠れていると国土交通省の罰金
対象、というより船沈没の遠因に
なってしまいますのでね…)
船首スラスターを装備していると
これも付けてるぜ!と意思表示
するが如くスラスター・マーク
も溶接します。
(最近の船はほとんど装備)
乾舷マーク写真で前後が逆になっ
てしまいましたが諸々溶接の後は
外板塗装を開始、今回は緑色。
(シック?ニヒル?シニカル?
…どう表現したら良いでしょうか
(笑))
いつもと同じく作業自体は早いの
で2日で終了、直ぐに足場撤去も
開始。概要が見えつつあります。
5.2(水)〜5.3(木)
ファンネル・マスト設置
船首・尾マスト設置です。
今回はマストの先がステンレス
仕様(キッチン・台所受けのアレ
普通の鉄より高価。錆びません)
でお金がかかっています。
同時進行でしたがかのサイレンサ
ー部分へファンネル(煙突)囲いも設置。
ブロック搭載完了しました。
左の写真の様に船台レールへの
ソロバン敷きも始まっています。
次回のアップは進水直前。
お楽しみに。
こんな感じまで進んでます。
ソロバンも敷き終わり、滑走台
設置も開始。
(←で良く分かりますね)
いよいよ、来週は進水です。
(了)
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ホイルにゲージを付けて調整 |
チョック・ファースト流し |
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船首ドラフト・マーク |
スラスター・マーク |
バルバスバウ・マーク |
沿海区域・乾舷マーク |
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外板塗装を開始 |
終わったら直ちに足場撤去 |
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フォア・マスト設置 |
同じくレーダー・マスト |
ファンネル設置 |
船台レールソロバン敷き |
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2007.5.1 Tue. 曇り後晴れ 19℃ No.125 |
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※ゴールデンウィーク?休日や行楽が造船にあると思いますか?(笑) |
4.16(月)〜4.26(木)
貨物艙枠(HC)製作・溶接
ハッチ・カバー納入
船体構造のブロックが全て組み上
がっているのでデッキ上での作業
(ハッチ・カバー周り)も順次進ん
でいます。
手順を説明するより←の写真を
ご覧になった方が早いでしょう。
@止め具を用意して枠に穴を
開ける
A固着する様に溶接して
グラインダーをかける
B船首・尾に巻取り部ローラ
を設置する
です。実際にはこの後に
C中央部カバー(3枚)を載せて
接合・繰り出し
がありますが諸事情により行う
のは進水直前です。(No.092参照)
まあ現場はこんなとこですかな。
表題欄にも書いていますが
我が造船所では今週の休みは
土日のみです。
世間がどうであろうと
製造業は終夜運転!
これが原則ですので。
数年前の苦しい時期を思い出し
仕事が出来る喜びを感じて日々
励んでおります。 (了)
|
止め具を用意する |
カバー枠に穴を開ける(@) |
溶接・グラインダーを施す(A) |
台船でカバーが納入 |
船尾に設置(BND1・CD1搭載前)
|
同じく船首も(B) |
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2007.4.30 Mon. 晴れ 22℃ No.124 |
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※ゴールデンウィーク?そんなものが造船にあると思いますか?(笑) |
4.20(金)〜4.25(水)
船橋2・3階部分
(ND1・CD1)搭載・溶接
さて、船尾付近は着々と進んで
います。
先週は
外注部隊船橋2・3階ブロック
(ND1・CD1)の組立。
それぞれブロックは早々と納入済
になっているので作業としては
ND1の各居室への電線敷設から。
配線図とにらめっこしながら極度
に地味な作業が続き、完了後
ひっくり返してCD1との接合。
ここで前もってクレーンでしか吊
ることの出来ない操舵装置等の重
量物はND1上に並べておくことが
必要です。
そして、BD1の後方に主機・補機
それぞれのサイレンサー(音消し)
を立てて(ND1の構造が包み込む様
になっているので先に立てる方が
容易なことから)程なく吊り上げ
準備が整うと一気にBD1へ吊り上
げ移動し、接合。
ブリッジ搭載に関しては先日アッ
プ↓のNo.123に詳しく載せていま
すのでそちらを参照下さい。
(左の写真は各々@・Cです)
この様な過程を経て搭載完了と
なりました。
話は変わりますが只今PM7:55。
実際はもっと進捗していますが
流石に私の頭が働かなくなってき
たので今日はこの辺でご勘弁を。
(苦笑)
強調週間ではありませんが明日
か明後日にまたアップしますので
それまでお楽しみに。(了)
|
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M/E等のサイレンサーを立てる |
裏返しにして電線敷設(ND1) |
ひっくり返してCD1を載せる |
こんな感じで並べておく |
移動(サイレンサーを包んでいる)
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ジャッキで突っ張る(@) |
水平を出してガス切断(C) |
搭載完了 |
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2007.4.18 Thu. 晴れ 17℃ No.123 |
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※船体構造ブロック、全て搭載完了です。 |
4.9(月)〜4.13(金)
船体最前方上側ブロック
(FP2)製作〜搭載過程
バウ・チョック取付
前回のアップでお知らせしていた
船体構造最後のブロックFP2の製
作途中から完成・搭載過程です。
今回はかのバルバスバウ(球状船
首)が太目ということもあってア
ンカーチェーンが通るアンカー
ホースパイプ&ベルマウスを少
し後方に設けています。
えっ?何故かって?理由は簡単、
巻き上げる際に膨らんだバルバ
スへアンカー(錨)が当たらない
様にする為&ジャンボ船型であ
ることから巻揚げウインドラス
をハの字形に設置した為です。
昔はバルバス自体が無かったので
外板下部に膨らみが無く、ホース
パイプ位置を任意で決めていたく
らい。と、言うよりアンカー引っ
掻き傷を付けてもあまり気にして
いなかった様です。
何せ出目金のベルマウス自体、最
近になって出来たものですからね。
(No.037参照)
搭載してしまえば後の切り合わせ
溶接・バウチョック取付・足場
敷設・ウインドラス設置と作業
の早いこと、あくまで潮の関係で
進水が5月中旬になっていますけ
ど無理をすれば4月中でも可能な
くらいの進捗です。
左の写真はそのジャンボ船型用
ウインドラス設置(ハの字)。
こうしないと上の様にベルマウス
位置を後ろ側へ下げられないわけ
です。
4.11(水)〜4.14(土)
船橋居住区1階(BD1)
ブロック搭載過程
船体構造ブロックが完了したので
予告した通り、ブリッジ1階ブロ
ック(BD1)の搭載です。
今回はいつもより少し詳しく。
@ジャッキでブロックを上げる
A水を見て水平を出す
(No.013参照)
Bデッキ上から一定の高さで
ケガキ線を引く(最重要)
Cガスで切断
Dブロックを降ろす
E溶接する
の手順。
ここで重要なのはA、B。
水平を出した場合、ジャッキアッ
プした個所によって部分的にブ
ロックに高低が生じるわけでこ
れを解消する為に
デッキ上から一定の高さで
ケガキ線を入れて、そこを
ガスで切るわけです。
1階壁の長さが任意でそれぞれ
変わり、ジャッキダウンした際
BD1天井は全くの水平が
出せます。
(すこーし考えて頂ければお分か
りのことでしょう)
実はこの手法、私自身も3年前に
帰郷して初めて気付いたくらいで
どーやって狂い無くブリッジの水
平を出しているのか不思議に思っ
ていました。
ご覧の皆さんもこのHPで造船を
学習しましょうね(笑)
船体部分ブロックは組み上がり、足場も全て出来ています。
限り無く順調であります。
これからは船倉内、ハッチ・
カバーの作業が主。
日々是前進之道也!!
(了)
|
ホースパイプを立てて製作中 |
ブロック完成 |
船首上に搭載(ベルマウス後方) |
この部分が当たらない様に |
ジャッキで突き下げる |
接合部切り合わせ |
バウ・チョック取付 |
ウインドラス、ハの字設置 |
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BD1ブロック裏返し |
船尾位置へ移動・到着 |
@ジャッキで持ち上げる |
A水を見て水平を出す |
B一定の高さに線を引く |
C下部をガス切断 |
Dブロックを降ろす |
E溶接する |
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2007.4.8 Sun. 晴れ後曇り 18℃ No.122 |
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※先週はブロック搭載、1つきりです。 |
4.3(火)〜4.4(水)
NO.3BWT エアー耐圧検査
AP-1 射水検査
まずは検査の過程を…。
以前、船底タンク内エアー張り
石鹸水かけを載せたことがあり
ますが今回はもう少し詳しく。
溶接ビードがしっかり乗って
いるかを調べるにはこの方法が
最適。
とても単純明快、エアーが抜けて
いると写真の様に石鹸泡が噴き
出して来ます。
(補足しますが、これはマンホール
を故意に空けようとしている最中
です。決して漏れているわけでは
ありません)
今、季節は春なので射水にして
もそう辛くはないですが真冬だと
これが最悪。甲が赤切れるわ、
自然と指先がささくれ出すわで
酷いものです。
また2枚目の二重底内検査にして
も真夏だとナチュラル・サウナ
作業服、汗にて塩化の流れ。何も
しないで自然・体重減に効果覿面!
酷いものです………。
3.26(月)〜4.6(金)
FP1F(船最前方ブロック)
製作〜搭載・溶接
船、最前方バルバスバウ付近
(球状船首)の製作過程から搭載
まで。
いつもだとほっそりした形のバル
バスですが今回はかの499(G/T)
ジャンボ船ということで写真の様
に随分とファットマン!みたいな
図体です。
(総トン数で空間を稼ぐ為。ここ
での1トンとは1立方フィートの
空間を指し、意図的に膨らまし
た格好ということです。分かり辛
いようでしたら、あまり深く考え
ずスルーして下さい(笑))
写真3枚目、継ぎ目の溶接部は
ビードを1回施工した後、ガウジ
ング・カーボン(日記No.005参照)
にて削り取り、更にもう一度溶接
を施工。こうすることによって
より強固な接合にするわけです。
ブロック完成後、速やかに搭載。
何かサンタクロースのブーツみた
いですね(笑)。
これにて船体構造残すは船首上側
FP2ブロック(錨収納ベルマウス
付近)のみとなりました。
表が大分、形になっています。
今週は直ぐ上のFP2、及び船尾
BDブロック、それぞれ搭載予定。
進水へ向けて作業の歩みを
妨げるものは何も無し!!
(雨・スギ花粉(←私だけ)以外)
(了)
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溶接の継ぎ目に石鹸水 |
二重底内検査(こんなに狭い) |
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こんな感じで噴き出てくる |
AP-1外板射水検査 |
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バルバスバウ骨組み |
外板を溶接する |
ガウジングで溶接部はつり |
縦に起こす |
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船首に設置 |
継ぎ目を焼いて合わす |
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2007.3.31 Sat. 晴れ 15℃ No.121 |
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※Sno.561ブロック搭載はこんな感じです。 |
3.15(木)〜3.24(土)
FP1A(船最前方後側)
SS-5(船体前方サイド)
AP-1(船体後方上部)
搭載・溶接 作業
前回のブロック状況から今現在
となると当然ながらかなりの進捗
が見られ、様変わりしています。
船首・船尾鉄工班がそれぞれ同時
期に搭載していくので写真を撮る
方としては外出・出張を含め現
場に居ない場合を想定して工程
表を睨みかつ、流れというもの
を掴まなくてはいけません。
そう気張る程でもありませんが毎
日現場を歩き回り、予定には無い
進み具合を見越す(←これが一番
重要)のは結構大変。
「あ〜もうやってしもう
たんか〜しまったのう〜
撮れんかったのう〜」
ということは無い様にしたいです。
左の写真は船尾側最後尾上部分
(AP-1)ブロック。
主機も据付したので優々と搭載。
(Sno.560では主機納期の関係で
先に搭載・据付時に天井切り落
とし&元通りに溶接をやりまし
たよね、本当は手間なんですよ。
無駄な工事を増やさない、これが
理想です)
船体外板構造のブロックは残す
ところあと3つとなりました。
3.27(火)〜3.28(水)
UD-6(船前方上側部分)
搭載・溶接
今週の集大成、UD-6ブロック
搭載。
ご覧のように船体構造ではあと
2つのブロックを残すのみです。
暑くならない内に(20℃でも汗を
かく)作業してしまいましょう。
順調にここまで来ています。
今回は前々回、前回と比べ少し
船が短い仕様なので気持ち、海側
にある様に見えますね。
(たった2mですけど)
進水へ向けて作業の歩みを
止めるものは何も無し!!
(雨以外)
(了)
|
FP1Aを建屋内から移動 |
搭載後の様子 |
SS-5右舷側搭載 |
同じく左舷側 |
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AP-1ブロック移動中 |
吊りピース新たに溶接 |
デッキ上から見る |
搭載完了 |
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UD-6ブロック搭載中 |
ブロック内部を見る |
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2007.3.29 Thu. 曇り後晴れ 19℃ No.120 |
※更新強調週間!3日目(と、いきたいですがまた忙しくて1週遅れ。申し訳ない…) |
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3.9(金)〜3.16(金)
主機(M/E)・付属品納入
船尾周り挿入・搭載
陸上公試を終え、主機(M/E)が
納入されてきました。
従来通り、199(G/T)の船でしたが
750(D/W)の大きい型だったので
船首をあまり奥深くまで突っ込む
ことが出来ず、ここでクレーン・
アームが届くかな?と少し焦りま
したが何のことは無い、十分可能
でした。
低速エンジンではいつも重量的に
問題が有る(リミット30t)ので分
解等の小細工が必要ですが中速
エンジンではその様な心配は全
く無し(10t軽いから)。
予備品・減速機等は陸送なので
1回だけの吊り降ろしで終わりま
した。
この様に船尾搭載物がぞくぞくと
届いているのでまたしても船尾・
機関室据付台周りは仕事の段取
でてんやわんや。
手順、
・据付台軸心調整
・据付台下周り塗装
・船尾管挿入
・中間軸取り付け
・減速機(R/G)据付
・主機(M/E)据付
これが4日間の作業です。
下左の写真にマスクをしている
溶接職人が写っていますが主機・
船尾軸系搭載の横で並行して
外板溶接作業を行うわけで各々
が最も仕事をし易い環境を先に確
保することに執心しています。
(要するに自分の方を先にやろう
と場所取りをする様なもの)
こんな狭い所で何も無理しなくて
も…とは思わない様に。
そうでもしないと進水に間に合
わない工程になっておりますの
で。
(本当は各所、じっくりと時間を
掛けたいものです)
そして、プロペラ設置。
外径が2,750mmもあるので
(いつもは2,500くらい)499(G/T)
にしては大型です。
これも中速エンジン・船型との
兼ね合いから。
この様に船尾付近は段々と形に
成って来ています。
次回はブロック搭載が主の予定、
お楽しみに。 (了)
|
少し大きい199(G/T)入港 |
主機吊り上げ(一体にて) |
定盤に仮置き |
減速機は陸送到着 |
LOクーラも到着 |
据付台軸心調整 |
据付台周り塗装 |
船尾管挿入 |
中間軸取り付け(機関室側) |
主機据付済 |
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プロペラ納入 |
船尾に設置(普段より大きい) |
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2007.3.21 Wed. 晴れ 14℃ No.119 |
※更新強調週間!2日目(はい、2日目です。船台状況を中心に) |
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3.7(水)〜3.14(水)
SS3・4・6(船体側面部分)
ブロック搭載・溶接
予告した通りSno.561のブロック
搭載状況です。
SS3・4・6この辺りは外注部隊な
ので納入されてから別に支障が無
ければ直ぐ搭載という流れ。
かの壁部分です。
立ててから仮止め、本溶接もいつ
もと変わっていません。
いつ見てもこちらに迫り来る
威圧感は驚嘆ものですね。
万が一、写真に見えている張り止
め用のH鋼が外れてこちらに倒れ
ようものなら…怖いことは想像
しない様にしましょう。
その後、順番通りならSS5ですが
外注で先にSS6が出来上がってし
まったのでこれから搭載。
前船同様、往々にして起き得る
ブロック工法弊害(歯抜け搭載)
がまた出現。
(あくまで仕方が無いというだけ
です。強度的には全く問題あり
ませんけど)
とにかく出来得ることは先にやっ
てしまわなくてはいけないので緊
急措置といったところです。
3.6(火)〜3.9(金)
補機(G/E)納入〜搭載
UD2(船体後方上部分)
ブロック搭載・溶接
船内発電機関・補機(G/E)2台共
納入・即搭載の流れ。
先を急いで星取表を潰すが如く搭
載・設置・溶接を上手く進捗させ
る狙いは職人達の作業モチベー
ション維持にあるといえます。
故に適時・適切な装備品及び材料
納入は資材管理・監督する方にと
っては最重要課題であり、いつで
も納期確認に目配せをしていな
いといけません。
総じてほとんどが短納期希望に
なってしまいますが「先を急ぐ」
これこそが
造船作業・原理原則です。
(前にも書いてますね)
と、いうことで日々是前進乃道。
また明日か明後日のアップをお楽
しみに。
(了)
|
SS3右舷側ブロック |
同じく左舷側 |
SS4右舷側ブロックを吊る |
SS4・左舷側(H鋼張り付き) |
|
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搭載済SS6ブロック(SS5が無い) |
ブロック上部 |
|
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補機(G/E)納入 |
…が設置、直ぐに完了 |
吊り上げて移動中のUD2 |
搭載完了 |
|
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2007.3.19 Mon. 晴れ後曇り 11℃ No.118 |
※更新強調週間!1日目(ネタが多過ぎて1ヶ月遅れ、今週は活発に…) |
|
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※3月(?)のはずですが、異様に寒いですね。 |
2.22(木)〜2.23(金)
Sno.561 主機陸上公試
運転確認立会い
Sno.561の主機陸上公試立会いの
為、主機メーカ・ダイハツディー
ゼル且賀守山第一工場に出張し
て来ました。
2/22にSno.560の竣工式で何故か
スーツを着ていた私ですがこの出
張で出発直前だったからです。
これでエンジン・メーカー訪問は
私がOBである会社を含めて3社目。
皆、ISO9001国際規格を取得し
ているので鋳造・工作場・組立
場・運転・発送場と綺麗に区画
割りされており、またそれぞれ
色分けされた通路・整理整頓
された工具類・整然と並べられ
た発送待ちエンジン群等を見て
いると流石だなあ〜と感心させ
られます(3社共ですよ)。
さて、本題ですが公試に際しての
順序は25〜110%負荷運転・軸
受温度計測・クラッチ嵌脱試験
・各部温度計測・開放検査等で
他社のものと大差、変わりはあり
ません。
今回は以前に掲載した通り、軽量
かつコンパクトな中速エンジン。
いつもの低速エンジンと比べると
長さにして約1m短く、重さにして
約10t軽い代物です。
名前の通り、中速につき船尾には
写真の様な大きく背の高い減速機
が付くわけです。
気付いたことが一つ。この会社で
はエンジンの外回り仕上げ塗装を
後にまとめて行うということ。
当然、今の姿は切り出し・工作を
した部分的塗装の鉄皮状態。私に
しては新鮮に写りました。
なるほど一気にスプレー吹きの方が細部まで綺麗に塗れるかもしれ
ませんね。
(そのかわり塗らない所はビニー
ルで覆う必要有)
それぞれの会社でのやり方がある
のでしょう。
運転自体は良好な結果でした。
終了後に開放。
運転データと照らし合わせて
船主・監督・私各々の厳しい
チェックが入ります。
前回同様燃焼面・主軸受内側等も
鋭い目付きで観察及び触る等して
確認し、何か突っ込むネタはないかと画策しましたが残念ながら
(?)また指摘する様な不具合は
有りませんでした。
いやあ…ねえ、
もうこの時から1ヶ月経ってまし
てね。現在このエンジンも納入済
なのですよ。
進度の低さに自ら驚いてしまい
ます……。
ということで、今週は強調週間!
Sno.561の船台状況もばんばん
載せていきます。
明日か明後日の更新もお楽しみに
(了) |
Sno.561 メイン・エンジン 1,471kW(2,000PS) |
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掲示板(松浦Sno.561) |
大きな減速逆転機
|
上部カバーは密閉型 |
排気温度確認 |
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綺麗で明るい工作場 |
ここで一気に吹き付け |
ピストン開放 |
シリンダ・カバー取り外し |
同じく主軸受 |
燃焼面確認 |
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2007.3.12 Mon. 晴れ時々曇り 11℃ No.117 |
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2007.3.3 Sat. 曇り 16℃ No.116 |
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※Sno.561のブロック搭載も書いていかないと…。 |
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2.5(月)〜2.22(木)
BT1〜7(二重底部分)
SS1〜2(船尾機関室周り)
ブロック搭載・溶接
Sno.560の運転多忙にかまけて
Sno.561のブロック製作アップ
がおざなりになっていたこと、
平にご容赦下さい。
サボってないですけど、PCの前に
座ることが長くなくて…(言い訳)
写真の通り、かなり進んでしま
いました。
最下部BTブロックはもう全て
1〜7まで製作&搭載済。
それぞれ左・右舷2つ割りのブロ
ックを接合していきます。
(詳しい手順はSno.560を参照)
今回は主機(M/E)が内航の貨物船
では珍しい乾燥重量が軽くて小さ
い中速型になっています。
これはかのカーゴジャンボ船の
特別仕様に関係していて、
より多くの貨物を積載するために
は自らの体重を軽くし、それを
積トンに回すことが必須だから
です。
(総排水量と同様の浮力が船に働
く為。こうなると物理の授業もお
さらいですね!(笑))
故に重くて長い低速エンジンを
軽くて短い中速エンジンにして
船への負担を少しでも抑えようと
の試みなのです。
名前の通り、中速なので回転数は
高いですから船尾に減速機装備
要。
その身長が高いので主機も写真の
通り連動して高い据付台になり
ます。
さて、今回はここで終わったり
しませんよ、まだ続きがあります。
(それだけ進んでいるのです)
出張中にBT1の上、SS2がもう
完成・搭載済になって中段部分に
突入してしまい、
まずい、これでは進捗写真が追
い着かないではないか。早く文
章を考えてアップしないと大変
なことに…
と思っていたら、それどころか
最後尾のAPブロックまで搭載に
移っていました………。
はい、分かりました。
今日のうちにがっちり行かせて
もらいます。
簡単なので写真をご覧下さい。
ここまで来ちゃいました。
外板溶接と据付台周りのパイプ配
管が終わるともう主機搭載可能
です。
最後にバウ・スラスターを。
これはブロック製作段階から組み
込みなので製作中も載せてみまし
た(BT7ブロック製作と連動)
型はSno.560と同じ4.7t(413PS)
の原動機で駆動します。
(やはり立派なエンジンですよ)
これが活躍しだすのは3ヶ月後
くらいになります。
正面から見るとあまり進捗して
いない様にも見えますが船は全長
70mもあるのです。
向こう側は遥か遠くて搭載状況
が良く見えないのが実情ですか
ら。
実際には予定通りなのでご安心を。
(了)
|
盤木の高さ調整 |
製作済ブロックを搬出 |
BT2ブロックを移動 |
神事に使ったキール(火入れ跡) |
下部の張りを溶接 |
搭載・接合完了 |
二重底ブロックは接合済 |
高い主機据付台 |
|
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SS2ブロック搭載済 |
前側を見る |
APブロック製作中 |
…が、もう搭載済み |
|
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人間のいる所がスラスター |
覗くとこんな感じ |
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2007.2.26 Mon. 晴れ 14℃ No.115 |
|
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※先々週は海上運転、先週は出張とまあ、多忙を極め云々…(笑) |
|
アンカーを揚げて |
旗も掲げる |
2.13(火)〜2.15(木)
海上予航・公試運転
さて、海上での運転です。
真っ青な快晴。
とても気分の良い船出。
前途洋洋とは正しくこのこと
です。
検査においてはいつもと大きく
変わることはありません。
箇条書きにすると、
@ 各負荷速力試験
A 前後進試験
B 旋回試験
C 予備操舵試験
D 投揚錨試験
E バウ・スラスター操作
と、こんな感じ。
いつも同じ写真が並ぶので
今回は試験実施要領に主眼を置
く説明付きで写真を載せてみます。
まず、@。
いつも1/2、85/100、4/4の各
負荷試験で船速を計測するわけ
です。
操舵装置に今何ノットと表示され
てはいますがそういうものでは無
く、ちゃんとした大三島マイル
ポスト間(1,609m)を航行して時間
を計測後、厳密に船速を導き出
します。 |
海原を行く |
点在する瀬戸の島々 |
|
|
大三島マイルポスト |
マイルポストを確認 |
写真の様に船を平行に走らせて2つの前後マイルポストが重なった時点でストップウォッチ・スタート。
1,609m移動の後、また2つの前後マイルポストが重なってストップウォッチ・ストップと(つまりポストは
4つ立っている)時間を計測する、何ともアナログチックな人為的作業なのです。
(最新鋭の操舵施設を尻目に何か滑稽な感じがしますね)
結果、4/4負荷にて13.80ノット(約25.55km/h)というとても良好な結果となりました。 |
|
|
続いてB、
船が旋回している写真は度々載せ
ていますが実際は左舷ブリッジ
先端に設置している
ジャイロコンパス(羅針盤)にて
5度〜360度までの各方位毎の
時間を計測。
旋回と言えど、ただ回っている
わけではありませんから(笑) |
ジャイロコンパスを見て |
旋回している |
|
|
|
操舵機を覗き込む |
このハンドルを回す |
次にC、船尾舵機室にある
油圧方向操舵機
(船橋のハンドル操作を舵に伝え
る装置)の舵角移動時間計測
(例えば0度〜35度まで何秒とか)
が主な作業。
もし、故障したら写真のハンドル
を回して角度を変更します。
|
手動操作での時間も計測しましたがこれがかなりの重労働。
そりゃそうですよね、あの大きな舵を手で動かす様なものだから力が入って当然です。
左回頭は正畠営業課長が回しましたが右では違う人に代わっていました。ちなみに私は回していません(笑) |
|
|
|
投揚錨試験 |
バウ・スラスター操作 |
そして、D・E
投揚錨時間計測もいつもと同じ。
3連(25m×3)を海中に出して
巻揚げ時間を計測。
バウ・スラスターも問題無く動
き、船装備品・施設等で不具合
は有りませんでした。
この後は小さい振れ止め対策・
ペンキ塗り残し仕上げを経て竣工
となります。
実際にはもう完了していますが
新規記事はただ今、執筆中。
次回のアップをお楽しみに。
(了)
|
全速力運転中 |
陸から見る |
|
2007.2.12 Mon. 晴れ 14℃ No.114 |
|
|
※あまり寒くないですね、現場で作業はし易いですけど…。 |
2.4(土)&2.8(木)
潤滑油(LO)&燃料油(FO)
張り込み
先週の土曜にまず、潤滑油を張り
込み。作業自体は簡単なもの、
甲板上の取口から直接流し込ん
でいます。
(実際、主機はクランクケース蓋
外し・直接流し込みをしていま
すが撮影を失念してしまいました。
前船のSno.558の張り込み写真を
参考にして下さい)
そしてある検査を経て木曜日に
燃料油を張り込み。こちらは甲板
上の集合管から直接タンクへ流れ
る配管を敷いているので最も容易
な方法で流し込んでいます。
その仰々しく表現している
ある検査とは…。
2.7(水)
重心査定検査 実行
それは以前、Sno.556・557で行っ
た重心査定検査なんですね。
これは船級・航行区域によって
義務付けられるもので近海・遠洋はもちろんのこと、今船のJG・
限定近海(日本沿岸に止まらず沖
縄にも行くとか。Sno.558はJG・
沿海区域)は実施しなくてはいけ
ません。
作業は5tのウエイトを2つ用いて左右舷の両端ハッチ・カバー上に
静止させ船体の動揺移動を測る
というものです。(前日記参照)
今回は船全長が70m強なので沖の走行クレーンフックが十分届くこ
とからまず船体をドックへ横付け移動することから始まりました。 |
LOバンカー船横付け |
張り込み口に差し込む |
同じ様にFOバンカー船横付け |
張り込み状況を確認 |
|
|
船を真横に移動する |
まず@の段階(左左) |
Aの段階(左右) |
計測中は人間も中央で静かに |
そしてかの5tウエイトを静かに両舷に静止。
@左左A左右B右右C右左D左左 の5回計測です。
(色の順序でご判断下さい、青と赤ウエイトがあるものとして)
この船体動揺計測は厳密なもので燃料油を入れていない空船状態を基本にして(だから張り込みが8日)
乗る人間の体重も含む総重量で計算を行います。
途中で腹が痛くなったから船から降りるとかいうわけにはいきません(笑)
また人間もむやみに動いてはいけないので写真の様に計測時は中央に集まり腰を下ろして静止して
います。潮の関係で長時間、船を横にするわけにはいかないので昼食返上で実施、腹減った〜(笑) |
|
|
2.9(金)
海上にて主機初始動
臨時航行検査
さてFOも張り込んだので付属機器
を調整し、海上にて主機初始動。
陸上にて小気味良い音をたてなが
ら回っている姿をもう見ているの
で心配いらないだろうと思いつ
つ、ちゃんと動くのを確認出来
るまではやはり緊張します……
が何のことは無い、ここでも小気
味良いを音をたてたので徒労に終
わりました。
今週はいよいよ海上公試運転に
なります。
次のアップをお楽しみに。
(了) |
主機冷却海水排出
(逆転機はフラットにしている) |
回転数を確認している検査官
|
|
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|
2007.2.6 Tue. 晴れ 18℃ No.113 |
|
|
※また1週間が経ってしまいました、早くアップしていきます。 |
1.22(月)
進水滑走台回収作業
進水翌日はまずいつも通りの作業。
進水木製滑走台を海中から引き
揚げて船台に並べています。
この片付けは全て人力なので機械
の手を借りて…が出来ないせいか
あまり効率良いとは言えません。
(夏だと運搬で大汗噴出です)
1.23(月)〜1.27(土)
居住区内装仕上げ・塗装
作業(継続中)
今までと同じく進水してからは
船橋(ブリッジ)の内装・木工・
電気・塗装工事が主になってき
ます。
今回は結構、陸での時間が長かっ
たので部屋床・通路等のコンクリ
ート(テックス)は既に敷設済。
内装工事は結構早く済むかも…と
思っていましたが何のことは無い
仕事の段取り・優先順位等で各
職人が手待ちになる時間が発生し
てしまい、結局ギリギリの時間に
なってしまいました。
(例えば断熱材を貼りたいのに内
側の塗装をしていないとか、電
線を引きたいのに木を天井に敷
いていないとかです)
平行して居住区とは関係ない
機関室(E/R)では鉄皮に直接吹き
付け塗装をしています。
(塗る必要が無いところはビニー
ルで巻いておく)
やっぱりこれが一番過酷です。
この写真を撮っている私の立ち位
置付近でもマスク越しで凄まじい
シンナーの臭い、スプレー吹き
なので微量の塗料が宙を舞ってい
て目がチカチカ。
ずっとこの調子ですからねえ。
本当に辛いです。
1.29(月)〜2.1(木)
ハッチ・カバー射水検査
作動確認
前船と同じく継ぎ目に射水して
水漏れがないか検査しています。
今回は同時に開閉も行い、作動確
認検査もしました。
これは完全な購入品なので性能自
体はメーカ補償となりますが設置
がまずいと上手く閉まらない、
格納出来ない等の不具合が生じ
てくるのでその場合は我が造船所
の責任になります。
しかし、全くもって良好な作動・
格納で不具合はありませんでした。
今週は重心査定検査・臨時航行
検査等が控えております。
後日のアップをお楽しみに。
(了) |
海面に浮いている滑走台 |
船台に並べる |
|
|
断熱材入れ・内装仕上げ |
電線敷設 |
風呂の左官工事 |
各部屋木工工事 |
|
|
機関室内塗装作業 |
ブリッジ前面塗装済 |
|
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ハッチカバー継ぎ目に射水 |
作動検査(緑の帽子が検査官) |
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2007.1.30 Tue. 晴れ 12℃ No.112 |
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2007.1.27 Sat. 晴れ 10℃ No.111 |
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No.088〜110 |
No.001〜082 |
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