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No.749〜 |
No.691〜748 |
No.634〜690 |
No.590〜633 |
No.561〜589 |
No.537〜560 |
No.505〜536 |
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No.467〜504 |
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No.453〜466 |
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No.432〜452 |
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No.415〜431 |
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No.396〜414 |
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No.373〜395 |
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No.351〜372 |
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No.325〜350 |
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2009.12.29 Thu. 晴れ 9℃ No.324 |
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※今年最後のアップ…。一応、評論をぶって一年のおさらいでもしてみます。 |
まずは、
UD−1、 BT−7、SS-7 (船体各部ブロック) 製作過程
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UD−1トップ板ガーダー敷き |
この型ではC/Rが中央 |
SS−7トップ板 |
こちらも重厚なガーダー付け |
外板曲げもそれに続く |
バルクヘッド立て |
スクエアは厳密に! |
BT−7トップ板敷き |
フロア板並べ |
スラスター部 |
外板付けが進む |
そしてSS−7は前へ展開 |
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そして、本日の様子…
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UD−1(C/R近辺) |
SS−7(前方部) |
BT−7(完成間近) |
船台は…
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〜で、本年における状況アップを締めたいと思います。
今年一年、お疲れ様でした!
完走出来たことをまずは皆々様と共に喜びとして分かち合おうと思います。
まあ今年も猪突猛進してきたということで製造(造船)業における醍醐味を多分に味わいましたね、
それ自体は良かったことと実感しています。
ただ、それは裏を返せば
脇目も振らずに前進する!= 内航現況を見ない様にして現実逃避 〜とも言えます(笑)
プレス等で盛んに伝聞されているニュースですが、
内航業界に関わる業者殿の死活問題は必ず来年度中にやって来ます、否応無しに…
各・内航造船所において今年分の建造数は2・3年前からの受注残で何とか済みました。が、
来年分からは本当に必要最小限しか造ることが出来ない状況であると見ておくべきでしょう。
それはたとえ「内航の雄」(笑)においても同じ。案件が少ないのですからどうしようもありません。
景気が悪い=製造部門の緊縮=輸送量が減る=減船・係船を行う=需要数絶対減…
このサイクルが堅固であればあるほど余計苦しいですね。
臭いものには蓋!ではないですがこういう時期に冒険的な投資・補償は控えることも事情として
痛いほど分かります。
しかし、
そういう後ろ向きなタクティクスは2・3年後に必ず自らの首を絞めることにも…。
(輸送量が増えたのに確保出来る船腹が少ないor老齢船の過剰増加…etc?)
良いところで折り合いを付け、取引業者を厳選し、長期的な視野でもって臨んで頂ければ!
…そんな感じです。
船主様・我々ヤードにとっても同じでしょうか?前回にも触れましたが
ここまで真面目にやってこられたかどうかの結果がドラスティックに現出ということに…
(悲しき現実哉…)
それなら須らく会社淘汰の波に飲み込まれて倒…せねば……というわけにはいきませんよ!
では、どうすればこの苦境を打開出来るのか?となりますが、ここはやはり
「松星丸」の様な将来を見据えた省エネor環境対応型・内航向新造船開発に
ウエイトを置き、世間へのアピールを強める!ことをまず実行していく。
(一応、掛かった費用においては船主様・ヤード双方負担するということもお忘れ無く(笑))
先日の商船学校・公開授業でも挙げられたカーゴにおけるSES開発もそうですね。
今一度「モーダル・シフト」と呼ばれる素晴らしき事業を絵に描いた餅で終わらせるのではなく、
大量一括輸送における環境負荷低減、船舶におけるメリットを前面に押し出して
世間一般の市民権を得る!! (推進事業の政府補償を奪い取る!(笑))
〜これくらいの夢を持てば気は楽になります。
このHP閲覧の大多数の方も何の因果か内航業界に関わっているものと推察し(それ以外の方も含め)
その使命をしっかりと果たせば、自ずと
内航サンクチュアリの頂(輸送量増大・用船料増加?) に到達出来る。
とにもかくにも2010年は臥薪嘗胆year!
強い気持ちでもって取り組んでまいりましょう。
「努力できることが才能である」(硲伊之助)
皆々様にとって来年こそは輝ける素晴らしい一年でありますように…………
(了)
※今年もご覧頂き有難うございました。また来年もエネルギッシュにパッションを込めて
アップしてまいりますので拙い乱文・写真(?)ですがどうぞお付き合い下さい。
それでは皆さん、良いお年を。
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新装成るクレーン群 |
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2009.12.27 Sun. 晴れ 11℃ No.323 |
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※今年最後アップの前にもう一度…。 |
Sno.572 メイン・エンジン(赤阪 AX33R型 1,471kW)陸上公試運転立会い |
Sno.572 メイン・エンジン AX33R型 (1,471kW) |
陸上公試掲示板 |
シリンダ安全弁付き蓋 |
時間予定表 |
リモコン操縦スタンド |
仮設空気源パネル |
負荷上昇 |
負荷上昇 |
各負荷試験中の定時計測 |
燃料消費率計算 |
皆でモニター確認 |
次にガバナ・テスト |
検査官も立会い |
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シリンダケース蓋の開放 |
クランク軸の様子 |
内部の確認 |
スタンド操作(危急停止) |
危険回転・メータリレー操作 |
LO圧力低下・停止試験 |
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ピストン開放 |
カバー裏確認 |
主軸受メタルは? |
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先週12/22(火)にSno.572主機(M/E)の陸上公試運転立会いに叶ヤ阪鐵工所・中港工場へ
出張してきました。
ここ3隻続けてこのエンジン↑ですから4月、7月、12月と見に来たわけで
この型式実績に多分に貢献してきたことになりますわな…(笑)感慨深いです。
試験内容、確認は
各負荷試験・保護装置試験・リモコン操作・クランクケース開放(内部・軸受温度計測)
テレグラフ操作・各部ランプテスト・緊急停止試験・開放検査 等、大体同じ。
(今回は開放していますね、写真を見て下さい)
しかし現状を考えるとき、果たして来年は何度、新造エンジンを見にいけるのだろうか?と頭を悩まして
しまいます………。
内航に関わっている方は十二分に熟知されているでしょうが、来年1年が正念場!
真面目に今までやってきたかどうかの結果(新造計画可能?)がしっかりと出てしまいます。
「来年のことを言うと鬼が笑う」とはいいますが、
人智が及ばぬ事象であれ足掻いてもがいて頭を捻って、数字を数えて(笑)未来へ進んで行きましょう。
出来ることを当たり前にこなす。野辺に花咲くときはそう遠くありません。
オプティミストになること〜それが何かしらの良い報いとして返ってくることでしょうね…。
(了)
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2009.12.24 Thu. 晴れ 14℃ No.322 |
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※1日遅れ(笑)。巷で今日はク………ですけど、あまり笑って過ごせそうもないこの冬です…。 |
続きで
SS−1、AP−1 (船尾部) 製作過程 です。
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SS−1ブロック社内検査 |
置きタンク類、完成 |
仕上げ溶接進む |
外板側サンダー仕上げ |
フレームの曲がり墨打ち(※) |
ベンダーで曲げ加工(※) |
墨を真っ直ぐにすると完成(※) |
納入品続々到着 |
船尾軸系 |
プロペラ |
LOクーラ |
ポンプ類等… |
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パイプ敷設が続く |
完了間近 |
そして完成検査 |
軸系の中を確認 |
〜でAP−1移動 |
SS−1搭載へ |
反転 |
〜搭載 |
次にAP−1 |
慎重に降下 |
完了 |
内部の様子 |
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AP−1・SS−1ブロック別割製作における謎はNo.182に詳しく載せていますので
そちらをご確認…。
それより今回は中段のアングル・曲がりフレーム製作(※)に注目。
少し頭を柔らかくすれば分かると思いますが
予め曲がり墨を打ち、それが真っ直ぐになる様に曲げるとフレーム完成となる
からくり。
……?理解OK?(笑)長い間披露を放置(?)していましたが今回初めてアップしておきます。
表題にある通り、本日はク………ですけど今現在の内航市況を考えるとき、
心の底から楽しめそうもないですな………(このやるせないモヤモヤの〜救いは〜……?)
次回には本年最後のアップにて歳末に寄せてと題し、評論でもぶってみましょう(笑)
(了)
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2009.12.20 Sun. 晴れ 8℃ No.321 |
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※今日はブロック製作写真で… |
SS−1、AP−1 (船尾部) 製作過程 です。
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段違いトップ板 |
カント側フロア板 |
スターンフレーム納入 |
製造番号チェック(クロッキー) |
フロア板並べ |
スターンフレーム載せ |
天井部のガーダー |
SS−1曲がり外板載せ |
こういう風に進む |
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短くて申し訳ありませんが今日はここまで。(テレビを見るから…?)
明日から2日間の出張なので次回は23日にでも。
今度こそ船尾・内部構造の詳細に迫る!(笑) (了)
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2009.12.18 Fri. 晴れ 5℃ No.320 |
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※今日も純粋にブロック製作、搭載のみを写真でアップ。 |
今回は前回のお知らせ通り、写真のみで搭載過程を紹介。主に…
SS−1・2、AP−1 (船尾部) 製作〜搭載@ です。
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SS−2搭載済 |
消防兼雑用水ポンプ系統 |
冷却海水ポンプ |
FOシフター |
バラスト系統パイプ |
G/E据付台製作済 |
〜を付ける |
G/E登場 |
〜搭載 |
こんな感じ(12/15) |
SS−1製作中 |
AP−1はゲート前へ… |
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下一列、SS−1・AP−1は製作済で搭載完了です。
次回はその製作過程を載せてみましょう。
明後日に出来たら何とか…可能か?何れにせよ今日はここまで。
(了)
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2009.12.16 Wed. 晴れ後曇り 9℃(!) No.319 |
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※今日は純粋にブロック納入・製作、搭載等の内容。 |
表題の通りに
SS−4・5・6(P/S) (船体中央部) 納入・製作〜搭載 です。
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ホールド側内板敷き |
フロア板並べる(WT内) |
SS−6は別の定盤 |
片面溶接終了 |
引っ繰り返してもう片面 |
こんな感じ |
〜で完成、搬出 |
船台前へ置く |
SS−6外板付け |
反転、溶接(曲がりに注目) |
SS−4納入(※) |
〜で本日SS−4搭載 |
ピース切り |
S側完了(ぬりかべ(笑)) |
今現在の様子 |
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前回、唯一外注したのがSS−3だなんて書きましたがすいませんSS−4(P/S)を
忘れておりました…(※)訂正しておきます。
今回はSno.570同様、SSは鉄板貼りボックス・ホールドなのでウイング部分の両面溶接で
時間が掛かります(それが各々反転しての作業)
それ以外は目新しいものはないでしょうかねえ…?(皆さん各自でもお探し下さい)
次回はSS−2付近の様子アップの予定。
明後日ですかな?お楽しみに。
(了)
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2009.12.13 Sun. 曇り 13℃ No.318 |
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※一日遅れになってしまいました…ごめんなさい。 |
起工式時点であれ程の進捗具合……
今船においては工程アップが難しいものになるであろうことは万人において想像出来るもの。
二晩、主筆と協議の上(って私しか居ないけど(笑))色々と思案してみました〜そして出た結論。
Sno.572の詳細なブロック製作〜搭載を全てにおいてアップするのは現時点で難しい…
よって、
大体の船体構造においてはSno.570と同じ、船首へサンタクロース・ブーツ(笑)(太目バルバス)
が来る以外の大きな変更が無いことから今回は…
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BT部は7を残すのみ、SS−2スターティング搭載済・現在の様子 |
〜から始めたいと思います。
もし初めてこのHPを観る方がお出でなら、No.245〜の日記をご覧になってご確認下さい。
(サボり?とんでもない!タイム・パラドックスが酷くて昔話になるのですよ!(笑))
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そして昨日実行。本船において唯一外注したブロック、
SS−3(P/S) (船体中央部) 納入〜搭載 が以下の様子。
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12/10に納入、SS−3 |
雨の中反転作業〜パイプ付け |
BT側の外板を切る |
ブロック倒立 |
吊りピース切り |
搭載完了 |
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12/22(火)にM/E陸上公試予定も控える忙しき年末へ突入していくことを考え、
極力早目のアップを心掛けてまいりましょう。
次回をお楽しみに。 (了)
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2009.12.11 Fri. 雨後曇り 18℃ No.317 |
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※先に表明しておきますが… |
Sno.572建造過程アップにおいて、非常事態宣言発令(笑)
だって分かりますよね?起工式時でもうあれだけ進んでいたのですから……
故に今日一晩で順送りで一ブロックずつアップするか?現在の時点からいきなり始めるか?
思案したく思います。
それだけかい!かもしれませんが(笑)続きはまた明日。 (了)
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2009.12.9 Wed. 曇り後雨 12℃ No.316 |
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※今日は昨日、当大崎上島町にて行われたイベント紹介…。 |
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昨日12/8(火)のことですが、当大崎上島町・ホール神峰において
今年発足した広島商船高等専門学校・産業振興交流会(弊社社長が会長)を本主催とする
「スーパー・エコシップの普及促進」
「スーパー・エコシップの技術的課題への挑戦」
等の技術的な演目における説明、
また、実際に企画・建造(造船所)・発注(船主)した実用パネラーによる
「スーパー・エコシップの現実と将来」についてのディスカッションが盛大に開催されました。
(概要についてはコチラを参考に。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構のサイトもどうぞ)
これこそ前の進水時に書いた通り、実用船舶工学科の一生徒を自認する(?)私にとって
造船における知識を深める為にも聞くこと必定の講義。
多分に漏れず、聴講無料・誰でも可ということで、広島商船生徒諸君・大崎上島町民に交じり
聞いてまいりました。
内航船主との共有建造を推進するかの独立行政法人殿の広島開催・セミナーには欠かさず
参加しておりますが今回はそれ以上に正に初の試み、
産・官・学が共同となって「電気推進船(スーパー・エコシップ)」機構説明の公開授業を
行ったことに大変な意義が有ったと思います。
環境負荷(排気ガス)低減構築にも化石燃料(原油)を使わない推進機の開発等は
地球温暖化防止・最大のテーマ。
車においてはその技術(電気自動車等)が着実に浸透してきている昨今ですが、船舶においては?
まだ鈍い感じ……ですね(それでももう内航部門で8隻は竣工しています)
爆発的に普及させる為にはもっと声高にアピールして世間一般に広めなければいけません。
が、正直なところ…
499(G/T)カーゴ船型においてはその技術はコスト等でまだまだクリアしなければいけない課題が山積…。
しかし、だからと言って技術革新等を企図する目標に立つとき
「新しいものをプロポーザルしない企業(造船所)に未来は無い」
〜これも確かです。
若人に何かしらのメッセージを発信し続け、興味を持ってもらうことが
この業界が生き残るor発展することへの縁となるのか??
願わくば、会場に居た生徒諸君の琴線に触れる自己啓発(船を愛する心)醸成と成らん!
そんな老婆心がふつふつと沸き起こる〜3時間でした。
何かを感じ取ってくれれば良いですね。 (了)
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2009.12.6 Sun. 晴れ時々曇り 11℃ No.315 |
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※ようやく今現在取り掛かっている次船、Sno.572起工式記事。
今回は前船以上に松浦造船史上、最もブロック完成・搭載が進んでいる中での挙行ですな…。 |
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※随分と遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
概報の通り、去る11/18(水)に弊社Sno.572(499G/T 1,640D/W 型貨物・コンテナ併用船)
の起工式を挙行することが出来ました。
どうも前船において装備仕様についてのネタが多かったせいもあり、中々次のアップへと移れない(?)
現在の船台状況への配慮が薄かった異常事態が重く圧し掛かっておりました(笑)
ようやく、本日よりスタートさせて頂きます。
余談ですが写真の通り、当日には船首部はBT−5、船尾部はBT−2までが搭載完了済(!)
火入れの儀に用いるキールは何とかBT−1でしたが下手すると船体へ向けて火入れを行った
かも?(笑)ここまで進んでしまった状況での起工式は松浦において初ですね…
早く進むこと自体は悪くないですけど少し複雑…か?
今船においては用船オペ様はSno.560・Sno.570と同じ、そして船の用途も貨物・コンテナ
併用なので大体その2船と同じものが出来る予定…ですが、少〜し違う点がありますね。
そう、1,640(D/W)というところ。
水・油積載を差し引いて1,600トンに限り無く近い積荷搭載を企画したわけです。
これは以前No.197にて触れましたが船舶において、
総排水量−軽荷重量(自重・Aとする)=載貨重量(積載量・B)の公式から
Aをいかに減らしてBへ回すかということが絶対必要。
故に
・ボトム・ブロック(BT)においてトップ板を薄くして重量を軽減する
・HCの高さを下げて乾舷を上げる
等を実施しました。
まあ文章にての表現で熟知、理解するのは少し難しいことですけどね…(笑)
そういう小細工が行われた〜ということをご理解下さい。
また今回は船主様のたっての希望によりバルバス・バウ形状にて
1,600(D/W)型での細身のコレではなく、ジャンボ・1,800(D/W)型のコレを採用。
サンタクロース・ブーツが船首へやって来ます!季節柄ぴったりですね(笑)
そういう外見における違い等も探しながら今後のSno.572建造進捗をご覧になれば
面白いことでしょう…勉強も兼ねて是非ご注目下さい。
そうそう、木曜の皆さんへの宿題を忘れていました。
「よくお見掛けする見慣れたお顔がまた…」ですけど、これも薄々お分かりですよね(笑)
今更感も拭えませんが今回の船主様、
Sno.568に引き続き、第一船のSno.537(2001年竣工)「みやじま」499(G/T)1,520(D/W)
以来、
この10年間にてもう9隻目のカーゴご発注を賜りました………
表裏一体で好不況がコロコロ変わるこの内航・造船業界、良い時も悪い時も
ずっと変わらずにご愛顧頂き、どの様にお礼申し上げればよいのでしょうか?
(今現在の状況を考えると尚更、その思いが強くなりますね)
どんな言葉を書き連ねて、表現しようとも全てバニティーと化してしまう…
到底一語にての表現は出来ようはずがない…(前回から引きずる永遠のテーマ)
それならば論より証拠!ということで、来年2月末には船主様に木江湾に浮かぶ
素晴らしい最新鋭船を必ずお見せする!(また自分で言ってるけど(笑))
このモチベージョンでいきたいと思います(ブロック搭載状況アップも近日中に)
何かと暗い話題が先行しがちなこの業界ですけど、とにかくポイント・オブ・ノーリターンは無い!
造船及び船主様、行けば行くほど内航サンクチュアリへ!!
頑なに信じて邁進してまいりましょう! (了)
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2009.12.1 Tue. 晴れ 16℃ No.314 |
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※Sno.571「松星丸」竣工披露パーティ、11/28(土)の様子・写真追加にて…第二弾。
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そして尾道・新浜公共岸壁へ移動。
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終了後、パーティ開催会場の隣接するホテルへ…
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もう一度「松 星 丸」(499G/T 1,830D/W) |
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今回は昨日・今日と豪華な披露二段階!それだけ↑の披露パーティが凄かった証拠でも
あるのですが…
概報の通り、去る11/27(金)に弊社Sno.571(499G/T 1,830D/W 型貨物船)「松星丸」
の竣工及び引渡し式、また船主様主催のお披露目式を挙行することが出来ました。
………ん〜どう形容すれば良いのでしょうかねえ?
進水時に書き連ねた文言をまたコピーしてそのままここに出すならば、
実際に本船船長として乗船される船主、
専務様の弛まないパッション&イマジネーション&利便性を
至る所へ散りばめ、生成・立体化した夢の船が
自らの鋼材荷役という使命を全うして退役するまでの波乱万丈な数十年へ向け、
木江湾から 元気良く駆け出して行きよった…という感じです。(感涙…)
昨日アップした映像を見て頂ければ十〜〜分、合点がいくものでしょうが
謝辞旋回時の船首フォアマストへ設置したあの惜別・ピストンホーンの音色…
これを聞きつつ、手を振る我らの心が響かないわけありませんよ………。
正に 感 動 という唯その一言、本当にありがとうございました…。
(そりゃ、映像を撮る私の手も震えるというものです)
いやあ、しかしSno.571においては船名そのままに内航一番星にするんだ!
という強い信念の下、スタートした工程でしたけど本当にそうなりましたね。
・燃料節約装置(節約くん)設置
・FO清浄機へ特殊装置組み込み(ハニカムリフォーマー)
・デザイナーズ・ブリッジ・装備採用(3枚ガラス・Sバンドレーダー)
・ディティールへ施す気配り(コーナーアングル)
・豪奢な居住区(内貼り施工) etc.
経験していないから分からない等という知識の無さを恥じた私でしたが、これを5つとも網羅し
快適居住環境・容易な操船作用・省エネ対策・外観の美しさ
この全てをフュージョンした判例は本当に有りません。
(パイオニア船!と冠したいです)
皆々様はここまで観られて如何でしたか?種々感想がお有りでしょうが、これこそが
内航船・新基準モデリング になって欲しい!と私は思います。
それなりに代価を支払う費用も多くかかりましたが要は、
今現在・作業環境への先行投資か?はたまた長期的な視野を含める金縮財政・
質素倹約か?〜という感じでどちらが正しいのでしょうね?
これについては内航.com管理人様も本船取材の折り同じ問題提起をされてますが
こちら旗色良し!となるわけが有りません。
どうこう言ってもやはり、
ディフェクト無く良い運航成績が弾き出せる船 が一番正しい。
こういう苦しい時期にあってもカーゴ新造を断行し、竣工後に地元の皆さんへ対し
ご恩返しとばかり大規模なパーティを開いて披露する船主様。
この船に掛ける熱き想いが業界を必ずインスパイアしていくはずです!
もう市況が悪いと考えるネガティヴな感情は砂塵の彼方にでも捨て去りましょう。
良くなると念じ、収支の帳尻を合わせていけば鬼神もこれを裂く!
真面目に前だけを見つめて「内航・造船は死なず」のコンソーシアムを結成し、
各船主様・造船所 共に頑張ってまいりましょう!!
この吶喊こそが一番大事です……。 (了)
薄々お分かりでしょうがSno.572はもう起工式も終えており船台上にて凄まじい進捗…
毎日1ブロックずつ説明・アップしないと追い付かないかもしれませんけど………
とにかく明後日から順次やってみましょう(笑)
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2009.11.30 Mon. 晴れ 16℃ No.313 |
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※Sno.571「松星丸」竣工記事、11/27・28両日の様子で写真・映像追加にて…第一弾。
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「松 星 丸」(499G/T 1,830D/W) 航走 |
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Sno.571「松星丸」竣工・船内披露(餅撒き)映像 (4m31s) |
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映像を追加しました。
明日、尾道公共岸壁においての新船お披露目・竣工記念パーティの模様をアップ予定です。
お楽しみに。(了)
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2009.11.24 Tue. 曇り後雨 12℃ No.312 |
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※まだもう一段階載せてみます…。 |
前回、次は竣工記事…とか書きましたがその前に完成に至る残工事・完成検査を兼ね、
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業F を見てみましょう。
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完成図作成用チェック |
木目調ドア付け |
床面を残してほぼ完成 |
ウインドラスペン塗り仕上げ |
危険識別模様 |
ユニバーサル・ローラーも |
電路、最終チェック |
タイヤ・ペンドル製作 |
居住区床はクッション・フロア |
綺麗に完了(完全土禁) |
部屋は色違い |
CDからNDへ降りる階段 |
E/Rボトムはシルバー塗り |
セカンド床は外舷色 |
完了 |
〜で色識別バルブ塗り(ビルジ) |
(海水) |
(FO) |
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そして本日(11/24)、完成検査受検。
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居室・救命胴衣確認 |
操舵スタンド確認 |
シンボル・マークは…? |
スラスター・ルーム内 |
ホールドを見渡す |
終了 |
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以上、残工事を経て完成に至る最後の工程でした。(検査官のお墨付きで完了ということ)
これで船舶国籍証書は取得済により、検査証書が発行されると正式な船舶として認可されます
今回も長い長い道程でした………とはまだ、言えません(笑)
実質の竣工日は11/27(金)なので残り3日見落とし・手抜かり無き様、
完 璧 に仕上げたいと思います。 (了)
(次回こそ本船竣工記事?その前にSno.572起工式の模様を挟むかもしれません……どちらでもお楽しみに)
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2009.11.20 Fri. 晴れ 14℃ No.311 |
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※予定通りの経過アップ(運転映像付き)。来週末の竣工へ向けて今現在も作業は進行中… |
お知らせした通り(某サイトでも披露済)大三島マイルポストにて本船Sno.571、
11/16(月) 海上予行運転、11/17(火) 海上公試運転 を実施しております。
↓以下にて。
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また公試の時は降雨少々…
??この天候は前回と全く同じ…重査とセットで今日も海上運転は雨だった……
がスタンダードなんですかね?(笑)…意味不明、理解不能。
まあ、大きな不具合も起きずに(起こるはずもないけど)無事終了しております。
映像撮影 一応、自制しましたよ!(笑)
短く!短く!を心掛けて全てで約25分くらい。これを流暢な経過でもって紹介です。
それでは、
M/Eシリンダー爆発音・乗船の具合・CDからの見晴らし等、どんなに秀逸な文章を
並べ立て説明しても歯が立たない、視覚・聴覚を用いて判断する映像大作。
Sno.571における海上予行・公試運転の2日間(Ship Trial)(9m09s)
を先にご覧下さい。
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船級はJG・沿海。手順は
・各負荷運転試験(1/2、85/100、4/4 1往復ずつ)
・操舵試験(例 0°〜右30°右35°〜左30°左35°〜0°の時間計測)
・旋回試験(レピータコンパスを見て角度指定)
・機関停止・前後進及びリモコン操作試験
・予備操舵試験(手動で舵回頭)
・スラスター運転
・投揚錨試験(3連出して巻き揚げ時間計測)
・主機開放検査(チャンバ内温度、ピストンロッド状況確認) 等を予行で一通り実施。
公試は検査官立会いで同じ試験をもう一度〜という感じです。
今回は
・M/Eガバナ・テスト(6シリンダーFO噴射ポンプを一括して制御するガバナ危急作動)
も入れましたので。
(どれがそうなのか?ヒントは2日目公試時…探すだけで勉強になります)
短くするはずがそれでも9分………大胆に削れない私の悪い癖は直りませんねぇ…(笑)
しかし、もし内航船員or造船マンを志す方(?)が↑コレを見られているなら尚更ですけど、
造船においてどれも欠くことの出来ない重要な検査なのです。
中途半端に長いけどその間色々と思案しつつ、見るなら違う視点での楽しみ方も出来るはずなので
心して再生をお願い致します!(笑)
速力結果は4/4(100%負荷)にて予行時が13.59ノット、公試時が13.61ノットでした。
この船型では大体いつもと同じ良い結果。(本当はもっと出てほしいけど…)
著しい船体振動等は?………船が頑丈に出来ているので(笑)皆無。
一先ず安心…ですけどまだ終わったわけではありませんね。
鉄工・塗装の最終艤装、11/27(金)まで気を抜かずに走りたいと思います。
では竣工記事?であろう次回のアップ、お楽しみに。
(了)
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2009.11.17 Thu. 雨後曇り 10℃ No.310 |
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※本日、本船海上公試を実施。運転におけるその効果を待ち望んでいた(?)装備品について。 |
以前、少し触れましたが今回、Sno.571建造において内航業界・船舶においてのパイオニア(?)
になるべく今船主様、様々な試みを実施しております。
久しぶりのデザイナーズ・ブリッジ、ACアンカー採用(←これは稀なだけで普通か…)等も有り、
以前それを紹介した次第。
しかし、船装備においては本当に初めてなものが有る!
それが今回私が存在自体、知らなくて知識が薄いことを恥じた代物………(笑)
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燃料節約装置(名前もそのままストレートに)「節約くん」SP200−600W
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FOライン・M/E入口前 G/E用(2機とも) |
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〜です。
えっ?他のサイトでもう紹介していたから今更、お前がアップする必要は無いって?
まあそう言わずに…(笑)
何しろ内航船舶において初ですからね!お祝いも兼ねてアピールは何度でも!
とにかく注目下さい。
(しかし、内情・詳細はクライアントなんで良く分からず(笑)コチラをご参考に)
〜で、昨日・今日で海上予行・公試運転は概出の通り無事終了。
当然結果はどうだった?となりますよね。
それが何とA・流量計を見る限り、この2日間は以前と比べて良い成績なんですよコレが!
(事情が有って消費量の具体的数値は明かせないけど(笑)長期的なことはまだ分かりません)
いやあ〜驚きました…
これから新造を考えられる船主様もFOライン改定に一計、コレを案じられては如何?
その代わり、それ相応の代価及び対価をお支払い頂くことも合わせてお考え下さいね。
ぜんぜん出さないけど装備!〜はナシで(笑)
次回こそ、その海上運転の様子(映像付きで)アップ予定。
日にちはお約束出来ないけど、近日中。
お楽しみに。 (了)
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2009.11.15 Sun. 曇り 15℃ No.309 |
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※お知らせの通り昨日の続き。それでは… |
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業E を見てみましょう。
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バンカー船横付け |
張り込み集合管へ繋ぐ |
A・Cを確認しながら… |
LOはチャンバ扉開けて |
G/Eへは上蓋を取って |
余った分はまたM/Eへ |
最後に置きタンク張り(LO) |
置きタンクゲージ確認 |
バンカー終了 |
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M/E調整開始 |
納入予備品のチェック |
完成図作成用チェック |
ペン塗り用バフ掛け |
ひたすら手塗り |
識別マーク塗り |
居住区内張り、佳境 |
高級感溢れる… |
凄いトイレ(笑) |
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そして…
軸系を遮断した上でM/Eを始動させる臨時航行検査(11/13)
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検査官立会いでM/E始動 |
C/R内監視盤を確認 |
油水分離器作動 |
E/Rテレグラフ操作確認 |
リモコン操作確認 |
装備属具(救命用)確認 |
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臨航検査に関してはコチラ↓(2m57s)を参照下さい。
(尤も昨日リンクしたところで先に出ていますがね(笑))
こういう過程でM/Eは無事に始動しました!
明日から海上における予行・公試運転へと入っていきます。
一応、映像撮影も予定しておりますが今度こそ超大作にならない様にせねば!(本当に出来るのか?)
重要なパートのみとするつもりですので(笑)
次回をお楽しみに。 (了)
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2009.11.14 Sat. 晴れ 21℃ No.308 |
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※今日も写真羅列による業務進捗、一日空きましたけど…。 |
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業D を見てみましょう。
今船より航行区域に関係無く必須となった重査・動揺・傾斜試験。
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陸電切ってG/E作動 |
桟橋も横にする |
船首ロープを巻き取って横に… |
前後へ移動しない様に張り |
このくらいの幅… |
以前見た光景 |
こうなっている |
もう一丁 |
対岸より |
そして… |
試しにウエイト一個置き |
4,960kgウエイト(もう一個有る) |
動揺確認・水ホース付け |
海水比重を確認 |
ウエイト、センター位置 |
重査・動揺試験開始 |
次の段階 |
しっかりとホースを確認 |
可動域を記録 |
また次の段階 |
可動時間を計測 |
本船縦センター位置を確認 |
船尾喫水確認 |
船体中央部 |
終了〜でアンカー巻き |
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進水時は晴れに対して前船から継続の重査試験時は雨………。
ぽつりぽつり降っていましたからね…まあ祝い事ではないから(?)天気悪かろうと関係無いけど(笑)
無事に終了しました。
(手順はNo.261をご参照、今回は省略)
しかしこれほどの船を横向きにしてかつ、あれだけの作業員・設計技師総出で行うのですから
ある意味、立派な大イベントかもしれません。
よって出来得る限り詳しくレポート↑させてもらいましたからよくご確認下さい(笑)
次は臨時航行検査の模様アップ(某サイトで先立ってもう映像付きで出してもらっていますが…)
明日をお楽しみに。 (了)
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2009.11.12 Thu. 晴れ 20℃ No.307 |
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※元に戻って写真羅列による業務進捗です。 |
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業C を見てみましょう。
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ブリッジ、タッチアップの続き |
前面の仕上がり |
HC下の仕上げ |
ビルジ吸引検査実施(船首側) |
FOライン遮断弁検査実施 |
操舵装置調整 |
〜そして確認検査実施 |
通路間、仕上げ塗装(立入禁止) |
家具入り |
ギャレー部の天井貼り |
風呂・脱衣場バスパネル貼り |
ブリッジ横通路、仕上げ完了 |
交通艇、載せる |
CDへローマ字表記板(両舷) |
トイレ内の内貼りも施工 |
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〜という感じで進んできています。
お知らせした通り、重査・動揺試験は航行区域に関係無く、今回から必須となっていますので
それをこの月曜(11/9)に実施済。
その模様アップは次回とします(明日、出来たら行いましょう)
最後にちょっとした紹介を…
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11/2付けにて技術系(設計)社員 野間 洋(のま ひろし)さん(37)をこの度採用致しました。
ひょんなことからこのHPに行き当たり、アクセス欄の「スタッフ募集」を観た上で
自身で応募してこられたのがそもそもの松浦造船との馴れ初め(?)でしてね…。
では、どういう所に私が造船という仕事をしていくパートナーとしての魅力を感じたのか?
ということですが、それは…
CAD製図において紛う事無きエキスパート。前の会社にてほんの少しCADを齧った程度の私(笑)では
太刀打ち出来ない程のノーブル・スキルを持っておられたから〜というのがまず第一。
そして、当然生まれも育ちも島外の方ですがこの島へ移住してでもやりたいという
以前採用の姜さんに負けず劣らずの高いモチベーションと目的意識が垣間見えたのが第二です。
(で、実際この島へ引越しました)
この様な経済状況でも、
新たに理想に燃えて造船に関わりたい!という熱意は本当に素晴らしい!!
微力ながら私がそのお手伝いを出来れば〜と思っておりますので(笑)
今後の彼の活躍をご期待下さい。 (了)
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2009.11.7 Sat. 晴れ 21℃ No.306 |
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※とても珍しい写真集が見付かったので… |
写真にて昭和40年代の式典「星歓丸(せいかん)・進水式」昭和49年3月12日
の模様を振り返ってみましょう。
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Sno.213「星 歓 丸」496(G/T) 1,554(D/W) |
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ちょうど本船Sno.571・荷主オペレーター様の社船でした。
今現在は製作定盤に改修して撤去した第一・トロッコ船台で製作したことが窺えますね。
(ついでにまだ現役で元気な弊社先代の姿も見えます…)
私は単純に今と遜色無い499(G/T)型カーゴを当時、造っていたことに驚きましたよ…。
当然、良い船の様に見えます!!(笑)
話は変わりますが、
この35年間、この星歓を筆頭に↑オペ様には社船を5隻・用船を5隻、計10隻
建造させて頂きました…。
(Sno.517星山丸が9隻目になります。やはりパイオニア差配は先代!)
こんなに複数隻も!と驚嘆の声を上げるとき、本当に感謝・感激の極みを思わずにはいられません。
是非今後とも新船建造の程、宜しくお願い申し上げる次第であります……。
写真から察するに
今現在の進水式と神事等は大きく替わっていない様に見えますが明らかに違う点として、
「餅撒きをやっていない」から「ギャラリーが極端に少ない」(笑)が挙げられますね。
実施しなかったのでしょうか??(省略?)真相はよく分かりません。
(あと繰玉の中に鳩が入っていますね、今は風船です。この頃は会社で飼っていたみたいで…)
まあこの当時はそれこそ毎週進水式をやるくらいのペースで建造していましたから
「あ、今日進水やったの?餅撒きした?無し?来週のはやりそうだから見に行くか…」
くらいに町民は考えていたのかも(笑)正しく生活・ルーティンの一部だったと思われます。
ただ、進水する本船をご覧になった船主様の満面の笑み は今と全く同じ。
美しいものを美しいと感ずる心は普通の人間なら誰しも持っているわけで、
この感激をまた次回も!と考えるからこそ
枯れることのない船屋の新たなモチベーションが湧き上がってくるというものです…。
(了)
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2009.11.4 Wed. 晴れ 19℃ No.305 |
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※また今日も写真の羅列のみにて… |
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業B を見てみましょう。
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塗装後S/R |
FO供給ポンプ辺り |
M/E横辺り |
ビルジ吸引検査準備 |
もう一つ |
賄室、ボード貼り |
水周り側はキッチンパネル |
居室、机入れ |
テレビ台側 |
M/E排気管ラギング巻き |
FOラインは全て保護 |
白テープ巻きで仕上げ |
ホールド内、カーテン張り |
ローラへ順番に付ける |
完了 |
ホールド内は完全終了 |
HC仕上げ手塗り |
ホールド中央・20m表示塗り |
ブリッジ、タッチアップ塗り |
カバー、仕上げ上塗り |
今日の様子 |
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〜と今日時点でこんな感じです。
↑写真にある通り、本日ブリッジ・タッチアップ(仕上げ)噴き付け塗装を実施。
重査・動揺試験へ向けて見た目からして完成状態に近付けるべく進行中…。
今週でどこまで進められるでしょうか?
色々と各部所、注視下さい。
(了)
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2009.11.1 Sun. 雨 22℃ No.304 |
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※全くもって昨日の続きで… |
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業A を見てみましょう。
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ユニック・クレーン操作説明 |
通信アンテナ、結線 |
CD床面、フローリング貼り |
第2回測度検査 |
CD前面部を測定 |
きっちりと記録する |
E/R塗装で養生していく |
G/Eの横辺り |
〜で塗装(匂い過多で入れない) |
居室天井も入って電灯ON |
賄室の裏側 |
対岸より |
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〜とここまで載せて撮影分の画像が尽きました。
電灯ON…辺りが昨日ですね、順調だと思います。
しかしながら今回は居住区内装が少しグレードアップしているので
木工工事はこれからが仕上げに入る本番(?)かもしれません。
船が完成状態であることが付帯条件の重査・同様試験も控えておりますので
早いうちに終わらせるべく、明日も出勤で頑張ってまいりましょう。
(了)
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2009.10.31 Sat. 晴れ 24℃ No.303 |
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※海上へおけるSno.571本船・作業過程の流れ、写真のみで披露。 |
↑上記の通り、
Sno.571本船(松星丸)・船内各作業@ を見てみましょう。
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E/Rではドストル敷き |
上へ敷く縞板切り |
こんな感じ |
風呂左官工事 |
脱衣所側 |
こうなった(トイレ) |
今年も来ました高校・実習生 |
一生懸命説明する工場長 |
とにかく熱心に!(笑) |
居室、ネダ打ち |
化粧合板貼り |
ギャレー水周り |
ホールド部コンパネ貼り着々 |
レーダー結線 |
サテライト・コンパス付け |
短いですけど、今日はここまで。
続きはまた明日。
(了)
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2009.10.27 Tue. 晴れ 21℃ No.302 |
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※ようやく進水敢行・説明本題へ。時間が掛かってしまいましたが…(笑)
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そして、祝賀会場へ移動… |
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写真提供 内航.com様(だってほとんど私、撮ってないし…(笑)) |
(いつもの様に説明文はカーソルを合わせると出現します) |
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前から日記にてお知らせ&記事を載せているので当然ご存知のことでしょうが(笑)
去る10/18(日)に弊社Sno.571(499G/T 1,830D/W 貨物(鋼材運搬)船)「松星丸」の
命名及び進水式を挙行しました。
7/11の起工以来、今年は猛暑とは言えない(?)普通並の夏季を過ごせたわけで
船台上においても目の前の船に対しコンセントレーションを持続したまま、仕事は敢行。
別に天候に左右されて作業が疎かになるわけでは有りませんし、今回だけに限定される
ことでも当然無いですが、
実際に船長として乗船される
船主様の弛まないパッション&イマジネーション&利便性を
至る所へ散りばめ、生成・立体化した夢の船!
見事に海へ浮かびました…(本当、皆さんに感謝・感激・雨霰)
正直な所、私自身もう帰郷して4年が経ちましたが
今更ながら内航船舶に対する知識が薄いことをこれほど感じさせられ、恥じたことは有りません…。
だってリアルにそういうものが存在することを知らないのですからな…
(FOライン改定・ACアンカー装備・デザイナーズ・ブリッジ建造… etc)
船主様が海上で数十年、悪戦苦闘・一心不乱・日進月歩の日々を過ごし、
その上での問題点を全て網羅、改善し完璧な船を造ることに不具合など有る訳無い!
毎日会社にて見聞きすること・手を動かすこと、ほとんどが目から鱗が落ちる事象でした。
かくなる上はここは実用船舶工学科の一聴講生・学生にでもなったつもりで
あらゆることに興味を持ち博識になるべく存分に勉強していく!
こんな感じですね(笑)
私はこういうことにモチベーションを見出すのが造船の醍醐味と思いますが貴方は如何?
その意気込みは本当に確かなものか?自分自身では検討も付きませんけど
ただ今回も松浦レジェンドを遵守して当日が
快晴模様になったこと、良い兆候なのは間違い無いです。
こんな時期だからこそ、こんな不景気な世の中だからこそ、こんな大安売りの時だからこそ、
今一度頭の中を引っ繰り返し「これを期に良くするんだ!」と逆説の定理を発動。
知恵を振り絞ってどんなに長い道程でも内航サンクチュアリへ再び登り詰める!
その為に良い船を造ることはコンティニュイティーとして第一条件・大命題。
しかし、はっきりしているのは
低額投資の場合は気持ちも入らず、手も掛けられずにそれなりのもの
に帰結するのは世の常。
言っておきますが、それが内航・パンデミックになってはいけません!(笑)
だから、船屋としてはそれに反目するレーゾン・デートルとして毎日、
理想の船を創造し、これが最高と欣喜雀躍する
ということが絶対必要!!
こういう取り組み方で業界注目の本船をNo.1内航船に仕立てるべく、
11月末竣工へ向けて第二段、スタートしましょう。
市況・業界の流れがどうであろうと
日々是精進道也!! (了)
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No.280〜301 |
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No.252〜279 |
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No.232〜251 |
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No.214〜231 |
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No.196〜213 |
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No.179〜195 |
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No.161〜178 |
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No.145〜160 |
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No.111〜144 |
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No.088〜110 |
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No.001〜082 |
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