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No.749〜 |
No.691〜748 |
No.634〜690 |
No.590〜633 |
No.561〜589 |
No.537〜560 |
No.505〜536 |
No.467〜504 |
No.453〜466 |
No.432〜452 |
No.415〜431 |
No.396〜414 |
No.373〜395 |
No.351〜372 |
No.325〜350 |
No.302〜324 |
No.280〜301 |
No.252〜279 |
No.232〜251 |
No.214〜231 |
No.196〜213 |
No.179〜195 |
No.161〜178 |
2008.3.4 Tue. 曇り時々雨 8℃ No.160 |
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※今回は趣向を変え、松浦造船に関するエピソードを紹介します。 |
稀代のパイオニア・松浦末登の熱き想い 〜昭和39年 12.4tクレーン導入〜
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12.4tジブクレーン<写真小>今も残る呉造船のプレート |
先 代
松 浦 末 登 |
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今現在、艤装岸壁上に主な運搬業務を終え余生を楽しむが如く佇むクレーン、これこそが
弊社の誇る12.4t鋼製ジブクレーンです。
この度、導入に纏わるエピソード紹介を少々…。
弊社の創業は昭和10年、程無くして太平洋戦争に突入。
我が木江湾に点在していた各造船所は戦時統制令により企業合同して「中国造船株式会社」を設立し
戦時標準船建造を主に活動していました。
終戦後、統制令は解除され中国造船も解散、各々が個人事業主として再出発することに。
その際「松浦造船所」として昭和25年に事業を再興したのが先代・松浦末登(当時31歳)です。
戦前・戦中を通し船大工として活動し、根っからの「職人」であったと聞き及びます。
木船から鋼船造りへ切り換えたのは昭和35年。
高度経済成長真っ只中にあった当時、本人の職人気質の血が騒いだのか突拍子も無い大計画を立案、
それが「鋼製ジブクレーン導入」でした。
当時のお金に換算して2000万円。199(G/T)貨物船1隻分船価に相当するとてつもない投資。
当然、瀬戸内地方・中小造船所には1機も据えられていない時代で個人事業主レベルでは
考えられないものでした。
周囲の動揺も激しく同業者が「そんなことは止めた方が良い、会社が潰れてしまうぞ」と真剣に
忠告、当時中学生であった現社長含め家族でも「再考してみたらどうか」とかなり心配したそうです。
それでも本人は
「工期短縮、何より良い船を造る為には必要不可欠な投資である」
「規模が小さいからといって技術・設備は現状に甘んじてはいけない。
常に時代を先取りする分析と技術の向上を目指す探究心が必要だ」
とシャットアウトし、導入を断行しました。
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当時の松浦造船(昭和40年) 中央にそびえる12.4tクレーン |
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華々しく東京オリンピックが開催された昭和39年。
造船施設メーカーとしてスタートしたばかりの呉造船所新宮工場(現IHIマリンユナイテッド呉工場)
の製作する1号機でした。
お陰で昭和40年代前半の建造ブームではかなりの注文が舞い込み、ブロック工法が確立して同業他社
がクレーンを導入した時点で技術力が2〜3年も先行していたとのこと。
結果的にはパイオニアメリットを十二分に吸収することとなり大成功。
私ぐらいでは想像出来ない・決断する勇気の無いこと、身震いする程の凄まじさを感じます…。
本人の新技術導入意欲はこれに止まらず、
昭和45年に
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ユニオンメルト(自動溶接機) アングルベンダー(フレーム曲げ機械) |
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を相次いで導入。
昭和49年には第二船台を中小造船所としては当時で最先端、 |
ソロバン式セミ・ドライドック(創建当時) |
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に改修。(今もこの船台を使用しています)
常日頃から飽くなき欲求「良い船を造る」の大原則の下、設備投資に邁進する日々。
そんなさあこれから!という昭和50年、無常にも脳卒中にて急逝してしまいました。
本人もまだまだ働き盛りであるが故にさぞ無念のことであったと思います…。
あれから30余年。
月日は流れて幾星霜、時代は移り変わりパイオニア達の信念・理念というものが通用しない
「一寸先は闇」の様なドライな世の中になってまいりました。
寂しいことに情熱だけでは、理想だけでは難局を乗り切っていけないのです…。
時勢の潮流を読み技術力を向上させて若年層を教育、かつ+αの利潤を求めるということ。
それをいかにも看破している栄枯盛衰・浮き沈みの激しいこの業界で何とか持ち堪え、
有り難いことに今現在でも新船を造らさせて頂いております。
でもそのことが先代にとってせめてもの救いになることでしょう。
私、松浦康登にとってもその熱き想いに応えるべく技術革新・設備投資等、日々一生懸命
取り組んでまいります。
「不況の時こそ設備投資をする。好況時にはそれによる効果が大きく
なってはね返ってくるものだ」 と言って憚らない。
本人の目に今の松浦造船はどう映っているでしょうか。
(了) |
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2008.2.29 Fri. 晴れ 12℃ No.159 |
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※大分、船体部分が出来上がってきました。もう2/3が済というところですかな。 |
1.30(水)〜2.22(金)
SS6・FP1A(船体前方部分)外注分納入&製作・補機納入〜搭載 |
それでは、搭載・設置を詳しく見て行きましょう。
まず、SS6ブロック(前方中央部)外注先からの納入〜搭載までです。
曲がりの有る、容易に製作出来そうに無い所に見えますが外注先で製作してもらいました。
たまに定義が崩れることもありますので(笑)その辺はご容赦下さい。
経過は下記記事&写真の通り。 |
2/8に18:00を過ぎて到着 |
SS4搭載後、反転して載せる |
船首はこんな感じ |
写真が前後してしまいますが、補機納入(1/31)から据付。
スラスター室に停泊用補機(船首で回す発電機だから船尾の居住区が静か)&スラスターエンジンを搭載。
この場合の補機はNo.3。 |
これがNo.3補機 |
スラスターエンジンを載せる |
補機を載せて上にフタ(笑) |
そして、FP1A(Fore Peak 1 Afterの略、つまり一番前の後側の意味)ブロックを搭載。
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製作途中のFP1A |
…が搭載済でこうなる |
船首スラスター(3.5t型) |
↑1枚目から2枚目は裕に3週間のインターバル。
早々と完成してしまったので長い間、FP1A放置(?)の格好になってしまいました。
これは写真の示す通り、SS6の後ろSS5がまた後納入でしたので(所謂、歯抜け搭載)位置決めが出来ない
関係から仕方無く……(SS5を載せてからSS6、FP1Aと展開するのが本当は理想です)。
やはり昨今の急激な造船建造量増加の影響でブロック外注先も超多忙になってしまい、この納期でも
精一杯みたいです。
この外注割合を多くすることに正比例して竣工隻数が増えていくわけで新造造船所は
「いかに外注分を(お金を含めて許容範囲内で)堅持出来るか?」というのが重要になってしまいました。
会社運営の可否を決めることなので先手を打ち、業者確保に執心している毎日です。
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2.14(木)〜2.27(水)
UD2(船体後方上部分)搭載〜船尾軸系挿入〜主機(M/E)納入・搭載 |
続いてE/R上部UD2(Upper Deck 2の略、つまり上甲板2番目のブロックの意味)ブロック搭載から
船尾軸系挿入、主機納入・搭載まで。
経過は以下の通り。 |
E/R置きタンク完成(断熱材貼り) |
配電盤設置(シート被ってるけど) |
前方のタンク配置 |
UD2ブロック完成 |
…そして搭載 |
監視室警報盤、設置 |
写真の様にE/R、LO・FO各置きタンク(船体付とは別のサービスタンク)をセカンドデッキ上に移動。
(塗装して断熱材も貼っておきます)
そして直ちにUD2搭載。(定盤を空けて次の外注ブロック納入に備える為)
不具合も無く、直ぐに完了となりました。
次に… |
補機据付台設置 |
〜そして搭載(P・Sに2機) |
プロペラ軸を出す |
船尾管チョックファースト入れ |
プロペラ軸挿入 |
プロペラ設置 |
というプロペラ設置までの流れ。
(アップする記事が多過ぎるので少しピッチを上げます、難しかったらスルーを(笑))
芯出し後のスターンチューブ(船尾管)のチョックファースト入れは初めて載せますね。
こういう風な塗り付けです。よくご覧になって下さい。
工事内容・仕様等はいつもと同じ499(G/T)なので特に変更無し。
季節柄(?)雨にあまり降られずに順調に進捗していますので気持ちの良い毎日です。
そして今週の集大成… |
2/14に主機納入 |
重量軽減の為、分解している |
陸揚げ |
主機据付台周り塗装 |
合面仕上げ |
逆転機搭載 |
主機本体も直ぐに搭載 |
分解していたピストンを挿入 |
カバーを閉めてパイプ付け等 |
〜の主機据付・組立まで。
更新強調週間でもないのに約半月分を一気に……疲れました(笑)
正直に言いますが各作業、いつもと同じ過ぎて感想が全く思い浮かびません。
大量の画像にて閲覧の方に視覚によるご考慮を願うですから、写真を見て下さい、写真を。(笑)
まあ、進水まであと1ヶ月弱ですから順調であるということは確かです、ご心配無きよう。
残りのAP2・UD6等のブロックも既に出来上がっておりますので来週中には搭載へ。
時間の許す限り更新しますのでまたお付き合い下さい。
次回は船体部ブロック搭載完了をお伝えする予定です。
(了) |
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2008.2.25 Mon. 晴れ 9℃ No.158 |
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木造600t積み 第三芳栄丸 進水前日の様子 昭和33年4月15日
今の第二船台付近です。懐かしき機帆船。走っている姿を見かけることはもう有りません。
焼玉エンジン(ポンポンポン…)の音が聞こえてきそうです。
船首のドラフトを見ると(4.2m)今の499(G/T)貨物船とほとんど変わっていませんね。
積載が3倍になったことを考えると単に全長が長くなっただけなのでしょうか…?
いずれにせよ、写真を見ると分かる様にクレーンなど利便性に長けたものは無く、全て人力と
5tくらいしか吊れないウインチを使用して骨組みに貼り付けで建造したとか。驚きです。
ただ、今現在では船大工がほとんど居なくなってしまい、到底この様な木造大型船は造れません。
(と言うか造りようが無いみたいです。宮の管弦祭・競漕に使う伝馬でさえ、新造するのがかなり
難しいくらいですから…)
古き良き時代を慮る今日この頃です。 (了) |
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2008.2.21 Thu. 晴れ 12℃ No.157 |
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※写真に付随する文章より、多量の画像にて皆様に視覚による搭載経過・ご考慮を願う(笑) |
2.7(木)〜2.16(土)
SS3・4ブロック(船体中央部分)外注分納入〜パイプ取付〜搭載〜溶接 |
SS3・4(P/S)ブロック、外注先からの納入から搭載までです。
外注ブロックの定義としては「簡単・容易に製作出来得る箇所を出す」というものがありますので、
真ん中のホールド部分が自然と多くなります(壁で簡単だから)。
経過は下記記事&写真の通り。 |
外注先から納入(@) |
船首へ移送するパイプ群(A) |
吊り上げて倒立させる(B) |
搭載位置へ移動(C) |
ジャッキで押す(D) |
メジャーで距離計測(E) |
厳密に数字を書いて… |
水を見る(2.5mの高さF) |
バックル微調整(G) |
側面、溶接する(H) |
SS4へ展開していく(I) |
ホールド内の様子 |
@ 外注先から納入。
A 船首へ送る(消火栓用水・バウスラエンジンへ船尾からの燃料供給等)パイプ類を付ける。
B 吊り上げて倒立させる。
C 搭載位置へ移動させる(「P」側です(笑)分かりますね?)
D ジャッキで突っ張っておく。
E JIS規格メジャー(寸法の狂いが無い)を用いてデッキからの距離を測る。
F ウォーターライン2.5mの位置の水を見る(ホールドブロックは全てこの高さに統一)。
G ジャッキ・ターンバックルを微調整して平行を出す。
H 溶接する。
I 前方SS4ブロックへ展開していく。
という感じです。
表題にもありますが長ったらしい文章より多量の画像で説明のスタンスに変えましたので
写真で経過をご覧下さい(笑)
特記すべきはF。船体部搭載ブロックの水ホースを見る高さは2.5m(↑にもありますが)で統一しています。
さしたる理由があるわけでもないですが…一番基準レベルが出し易い高さらしいです。(勉強になりますね)
続いて…
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1.14(月)〜2.7(木)
SS1・AP1ブロック(船体後方部分)製作〜搭載〜溶接 |
SS1・AP1(After Peak 1の略、つまり尖った箇所の意味)ブロック製作から搭載。
「簡単・容易に製作出来ない曲がりが有る箇所」なので(笑)外注ではなく弊社定盤にて製作敢行。
重量が30t以下になるので2つ、くっ付けての製作です。
経過は下記記事&写真の通り。 |
トップ板を並べて(@) |
フロア板を立てる(A) |
スターンフレームを付けて(B) |
外板溶接(C) |
ブロック内側はこんな感じ |
完成・検査済で搬出し(D) |
ブロック反転する(E) |
そして船尾に搭載(F) |
セカンドデッキから見るE/R |
@〜Fの流れ。雄弁に画像が物語ってくれてますね。説明は要らんでしょう!(笑)
まあ、敢えて挙げるならA。
船舶にはフレームスペースなるものがあり、一定間隔にて(ここでは600mm)フロア板つまり隔壁を設けて
います。
まあ、人間の肋骨みたいなもので、間隔が狭過ぎると重量が嵩んでしまい、逆に広過ぎると強度不足になる、
丁度良い頃合いを見計らって間隔を決めます。(当然大型近海船とかになると広くなる。そういうことです)
さあ、これでようやく1/3程が搭載完了というところでしょうか。
E/Rも形になって来ているので次こそはG/E・M/E搭載アップになるでしょう。
順調に工程が進行していることをお伝えして、今日はここまでとさせて頂きます。
(了) |
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2008.2.15 Fri. 晴れ 8℃ No.156 |
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※危機意識たっぷりにブロック搭載を手早くアップしなくては…。(現状に追い付かないのでね) |
1.14(月)〜2.2(土)
SS2ブロック(船体中央後方部分)製作過程〜搭載 |
SS2(Second Section 2の略、つまり真ん中部分)のブロック搭載ですがせっかくなので
ブロック製作とはどういうものか?詳しく見て行きましょう。 |
トップ板を並べる、5枚(@) |
ユニオンメルトを走らす(A) |
並行して外板、曲げ加工(B) |
バルケット・ロンジ等用意(C) |
治具定盤上へ(これはBT7D) |
バルケットを立てる(E) |
外板を溶接する(F) |
一品図パイプを付ける(G) |
パイプ取付・終了 |
吊り上げて移動 |
反転してブロック降下(H) |
搭載完了 |
箇条書きにすると、
@ シャーリング(切り出し)材料・トップ板5枚をユニオン定盤へ敷く
A 4ヵ所ユニオンメルトを走らせて継ぎ目を溶接。(No.007参照)
B 並行して外板曲げ加工もしておく。
C 製作治具定盤横にバルケット(壁)縦ロンジ・リセス・ガーダー(各補強材、こんな名前です)を用意。
D トップ板を治具定盤上へ移動。(SS2の写真を撮っていなかったのでBT-7の板でご勘弁を)
E バルケット、ロンジ、ガーダー、ピラー(柱)等をそれぞれ指定位置に溶接。
F 前出の曲げ外板を付ける。
G 一品図先行製作パイプ(ここは海水動流用メッキパイプ)を付ける。
H 完成し、検査後にスターティングBT-2ブロック上へ搭載する。
という過程。どこの造船所でも製作方法としては大差は無いと思われますが、敢えて見付けるとすれば
Gくらいですかね。以前紹介した通り(No.132)、一昔前は全てブロック搭載後の現場合わせ製作でした。
今でも現場合わせをしている所が有るとか聞いたことはあります。
ただそれは職人が唸るほど居る造船所に限りますので(笑)弊社の様な必要最小限精鋭人員で行う場合は
しっかりとした図面(一品図)を用意するの方が重要になってきます。
こんな感じで2段目のブロック搭載、始まりました。
次回はSS3・4(壁部分)ブロック搭載orM/E・G/E等機器据付アップの予定、お楽しみに。
(了) |
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2008.2.13 Wed. 晴れ 7℃ No.155 |
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※ようやく、Sno565ブロック搭載に入っていきます。 |
1.11(金)〜1.22(火)
センター盤木調整〜BT-2(S)ブロック搭載〜BT-3・1各々前後接合作業 |
センター盤木調整 |
ブロック完成済で二段重ね(@) |
両サイドへ(盤木まだ調整中A) |
BT-1ブロック完成、移動(B) |
スターティングBT-2(S)(C) |
水を見る(水平出し)(D) |
強固な張りを溶接(E) |
BT-2(P)を搭載 |
前後に展開する(F) |
それでは、Sno.565ブロック搭載へと移っていきます。
(このフォームが見易いので今後はこの方式に変更)
何ともまあ、早く進水させて船台を開けてくれ〜とばかりにブロックが二段重ね定盤待機のさま(@)
(BT-2・3付近、外注納入済も含めて。こんな事かなり珍しいです)ですので超特急でセンター盤木調整。
待ちきれん!とばかりに両サイドへ先に移動(A)盤木調整に圧力を掛ける…(笑)
東側定盤にて製作中だったBT-1(M/E据付台周辺)も完成・検査済となり、船台最後尾ゲート前へ移動。(B)
ようやくBT-2(S)のスターティング搭載。(C) さて、ここで勉強です。
(P)左舷側(S)右舷側 とありますがP・Sとは何の略?
それは
(P)port side(ポートサイド)(S)star board(スターボード)の頭文字。
阪神時代にPは燃料ポンプ側、Sはサイレンサー側だと教わりましたが、どうもこの説は間違いでした(笑)
これからはブロックをばんばん、P側orS側と表記しますので付いて来て下さい。
水ホース水平出し(D)強固な張り溶接(E)前後にブロック搭載展開(F)は今迄と大体同じ、
インターバルは約4日です。
Sno.557以降の船、搭載とどこが違うのか? 等比較するとおもしろいかもしれませんね。
まじまじとご覧になって下さい。
次回はSSブロック(2階部分?)の搭載、今日は時間切れですのでこれでご勘弁を…
明後日くらいにアップの予定です。
(了) |
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2008.2.10 Sun. 晴れ 12℃ No.154 |
※更新強調週間!3日目(ようやくSno.563竣工記事。早速、Sno.565ブロック搭載を企画しなくては…) |
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「はやせ丸」(499G/T 1,650D/W) 航走状態 |
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レーダーマストへ社旗掲揚(日の丸も) |
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関係者一同参集の下、竣工式開式 |
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弊社資材・工務・現場、三巨頭 |
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神主のお祓い |
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神棚へ向けて玉串奉奠をする私 |
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お神酒を戴く |
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神事終了後、直ちに出港する |
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自然と皆が見送りに集まって来る |
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また木江沖を旋回 |
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汽笛に答えて、いざさらば… |
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達者でなあ〜
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再見! また1年後に会おう!! |
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一仕事終えてようやく安心。酒宴へ |
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これで心置きなく…(笑) |
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予定通り、去る1/31(木)に弊社Sno.563(499G/T 1,650/W 型貨物船)「はやせ丸」の竣工
及び船舶引渡し式を挙行することが出来ました。
強調週間と銘打ってこの3回、いかがでしたか?
客観的に見てよく20日で仕上げられたよなあ〜というのが実感でこの船の建造に携わった
弊社本工・溶接職人、下請業者殿、納入業者殿、メーカー各々方等々、挙げるときりがあり
ませんが、とにかく皆に感謝せねばなりません。
そして何より6隻目を建造させて頂いた船主殿を第一に
この場を借りて一言、お礼を。どうも、有難うございます。
お陰で今回も良い船が出来ました。(船速14ノットも出ましたし)
「見よ!あれが松浦の…」〜云々は果たせます(笑)
竣工時のちょっとしたエピソードを。
本船、1/31のAM11:00に出港しましたが景気づけに軍艦マーチを大音量にて再生。
(この辺は日本・艦船出発の古式に則って。今でも踏襲です)
すると自然に弊社職人が船台ゲート付近に集まり出して見送りを…。
朝に
「本船、本日AM11:00に竣工。全員目下脱帽の上、手振り3度にて見送りされたし!」
だなんて通達を出しているわけも無く(笑)やはり、名残惜しいというものが各々に
あったのではないかと思います。
一人では到底完成し得ることが出来ない建造物を
大多数の人間の技量・思惑・努力を結晶化させて造り上げるのですから
感情移入するのは当然の事。お産に似通ったものを感じさせます。
「良い船を、良いものを…」、単純明快な理念ですがこの維持がなかなか難しい。
「ただの仕事だ」と割り切って気持ちを込めない人は弊社において、ご遠慮願わなく
てはいけませんね(笑)。良い意味で建造において情念の欠如だけは避けたいです。
ただ、そういう皆々の姿を見ることが出来て少々感激しました。
「よーし、次こそも!!」と気の引き締まる思いが。
やっぱりやり甲斐がありますよ!造船は!
この青臭い気持ちだけは何十年経っても忘れない様にします。
さて、長々と書き連ねてしまいましたがこれにてSno.563物語も大団円。
Sno.565ブロック搭載(かなり進んでいる…記事アップが…(恐))へ移って行きます
のでまたお付き合い下さい。
最後に「はやせ丸」の安全運航、関係者一同のご健康・ご多幸を祈念し、
本船に幸、多からんことを!! (了)
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2008.2.7 Thu. 晴れ 8℃ No.153 |
※更新強調週間!2日目(早くしないとSno.565のブロック搭載が疎かに。量が多過ぎて恐ろしい…) |
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1.22(火)〜1.23(水)
海上予行・公試運転 各種(負荷・旋回・操舵・投揚錨)検査受検 |
アンカー巻き揚げ |
社旗掲揚 |
あいにく、天候は雨 |
操舵室内(白ヘルが監督) |
大三島マイルポスト確認 |
M/Eも負荷毎に各部計測 |
旋回試験、コンパス確認 |
前後進試験、機関停止操作 |
後進をかける |
予備操舵試験 |
回せ、回せ〜 |
スラスター操作(右回頭) |
3連を出して投揚錨試験 |
公試時の喫水計測 |
100%負荷時、14.04ノット |
運転時の様子は少し趣向を変えて画像掲載を中心に。
(実際は各々試験についての感想等、以前に書き尽くしたので考えが浮かばず…(笑))
船級がJG・沿海なので以前とそう対して変わらずに
・各負荷運転試験(1/2、85/100、4/4)
・操舵試験
・旋回試験(コンパスを見て角度指定)
・機関停止・前後進及びリモコン操作試験
・予備操舵試験(手動で舵回頭)
・スラスター運転
・投揚錨試験(3連出して巻き揚げる)
・主機開放検査(チャンバ内温度、ピストン状況確認)
等です。(右のスペースが広いと改行不要で見易いですね。これを標準フォームにしようかな?)
一番上と下以外は時間計測も兼用。
トラブルが無かったので(起きるはずも無いですがね(笑))とても順調な2日間でした。
船体振動も無く、この船型で出ました。4/4負荷時 14.04ノット(26.00km/h)
やはり、こっちの方(1,600D/W)が船速は出ますね。補償で謳っている以上、一番気を使う所ですが
総じて松浦製は走ると思います。連れ潮だとスタンドで16.3ノットだなんて表示もされてました。
(何故、それを最高速力としないのか?は愚問かも(笑)しれません、Sno.560時をご覧下さい)
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1.25(金)〜1.30(水)
各部仕上げペン塗り
装備品積み込み
シンボル・マーク貼り等
海上運転が終わり、船尾着け
して最後の仕上げです。
ペン塗りとしては
軽い振動止め・ハンドレール等
の溶接後探し(あとさがし)所謂
ダメ拾いが主。
(ダメージ拾い、溶接熱でペンが
焼けて剥げてしまう)
後は雑になりがちなスプレー噴き
部を見栄え良くする手塗りand
危険警告色(トラマーク)付け等。
私自身も目に付く箇所は全て指摘
してペン屋に塗らせたり、自らも
塗ったりしますがこればかりは
人間個々人の見た目如何。
完全無欠の完璧さはどこまで
行ってもきりがありません。
(見る目によってムラがあるなあと
感じる様なこと。極力補っていま
すけど)
また、ルールに定められている
←シンボルマーク(装備品表示)
居室入口表示プレート貼り等も
同時進行。
日にち一杯まで地道な細かい作業
が続くわけで、いつでも真剣勝負!
のポリシーは忘れません。
最終の竣工記事はまた後日に。
今日はここまでです。
(了)
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ハッチ・カバー仕上げペン塗り |
危険警告色(トラマーク)塗り |
船首尾ホールド上部もコンパネ |
装備品等積み込み |
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入口表示・トラマークも |
シンボルマーク貼り(救命胴衣) |
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2008.2.1 Fri. 晴れ 8℃ No.152 |
※更新強調週間!1日目(今週は2日しかないけど…(笑)ようやく時間が取れ出したので) |
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1.10(木)〜1.11(金)
滑走台・ソロバン回収、
FO・LOをバンカー(給油)
先に報告を。
昨日、無事にSno.563を竣工
させることが出来ました。
進水から僅か20日あまり、神業
の如き速さでの完了は一体どう
いう了見によるものか?
それをこの2・3日にて披露して
行きましょう。
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滑走台等回収(進水当日に) |
ソロバン水洗い |
まず進水当日から。
1/10に同じ町内にて他造船所が進水を行った関係で「その日に滑走台を回収させて欲しい」なる潜水夫の
強い希望にて当日にもう回収作業を断行。
(そこもソロバン船台、滑走台回収要。四国から来るので次の日だと二度手間になってしまうから)
潮が引かないうちに何とかしろ!と(それほど強くない調子で(笑))言っておくと何と直ぐにバラして全て
ドック内へ。まあ何とも早いこと、びっくりしました(笑) 片付け開始です。
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次の日、
早くもFO(燃料油)LO(潤滑油)
の給油(バンカー)敢行。
昨年中からバンカー船を発注して
いるので進水後全くランディング
すること無い進捗(1日たりとも)
どうですか!これ、早いでしょ?
今船もA重油 15(KL)
C重油(常用) 35(KL)
LO 5.2(KL)、洗い油 200(L)
等の張り込み量。
←M/E下、LOサンプタンク(船底)
への張り込み。
チャンバ扉(クランク室扉)を開
けてそこからドボドボ…を今まで
してましたがかなり飛び散るみた
いなので今回は機付ポンプ入口
フランジボルト締めで入れてま
す。(FO集合管入れと一緒。一応
扉も確認で開けてますが)
早速補機運転開始です。
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次の日にもうバンカー |
FOはデッキ上の集合管から |
LOはM/E・ポンプ入口から |
補機を早速回してみる |
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1.16(水)〜1.17(木)
ハッチ・カバー仕上げ
射水、消防設備検査 等
船に載せ、簡易的に繋いでいた
ハッチ・カバー間にパッキンを
入れて(ゴムの目張り)射水。
雨水等で運搬鋼材製品を絶対に
濡らしてはいけないので張り付
け・シリコンボンド流しはかなり
の慎重・完璧さを要します。
(どの作業も完璧ですが)
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継ぎ目に射水する |
消火用水射水(12m以上) |
そして(多分初めての紹介でしょう)消火用水射水検査。水はE/R内のバラスト雑用水ポンプで汲み上げる
海水。火災が起きようものなら(絶対起きて欲しく無いですが)火に向って射的!
しかし放水時に12m以上飛ぶ圧力が必要。どうです?↑の具合、飛んでますかね? |
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1.18(金)〜1.21(月)
ボットムにコンパネ貼り
臨時航行検査(M/E初始動)
前にアップした通り、
船倉内ボットム・シーリング上
に平板ベニア(コンパネ)貼りを
しています。
サイドも船台上にて施工完了済。
こうすることにより鋼材運搬に
限らずバラ物積載も可能に。
何と言う贅沢仕様でしょう!
積載物メリット良いとこ取り
です!
(但しホールドが水洗い出来ない
ので乾物バラに限ります)
程無く、阪神出張員を呼び寄せて
海上にて主機初始動。
(OBなんで良く知ってますけど
仕様・機構に問題は無いでしょ
う、ええ(笑))
臨時航行検査を受けましたが
直ぐに検査官のOKを受領。
さて、海上試運転…ですが
次回のお楽しみに。近日公開!!
(了) |
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シーリング上にコンパネ |
ボットム、綺麗に貼り終わる |
監視室M/E警報盤に火がともる |
海上にて初始動 |
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2008.1.21 Mon. 雨後曇り 10℃ No.151 |
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2008.1.19 Sat. 晴れ 10℃ No.150(祝!連載150回) |
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2008.1.6 Sun. 晴れ 12℃ No.149 |
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※明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。 |
12.30(水)〜1.5(土)
船台レール・ソロバン、
滑走台間の矢を打ち込む
昨年末からの続き。
船台レールにソロバン・滑走台を
敷き、船体との間に多数の矢を
入れている様子。
数百…?はありますかね。
船尾から順番に特殊なエアー
打ち込み機(←写真のやつ)を用
いて打撃!!
約800tの船を均等荷重にて受け
る様に一杯まで入れます。
終わると海上での分解時にばらば
らにならない様に矢の全てに紐
を通していきます。
(昔は矢と滑走台にかすがいを打
ち付けてましたが相手が木なので
早く傷んでしまうことから今の方
法に変更)
回収作業の様子はまた後日。
(進水後に)
1.5(土)
ハッチ・カバー繰り出し
中央部カバー接合・溶接
年が明け船台・矢の打ち込み終了
を確認して直ぐにハッチ・カバー
の繰り出し、ばらして納入されて
いた中央部カバー7枚の接合です。
それにしてもデッキ上は寒い!
7m上のところなので寒風吹き荒ぶ
…は当たり前とはいえ、ねえ。
真冬を肌で感じる場所(笑)
船首側3枚が終わると今度は船尾
側4枚。
写真の様に繋ぎ目のピンを入れて
抜け出さない様に留め金を溶接。
後の巻取り等・移動は前後の油圧
駆動装置で行います。
と、こんな感じで2008年は始まり
ました。
今週には進水が控えています。
ご都合の宜しい方は見学に来られ
たらどうでしょうか?
(了) |
ソロバン・滑走台を敷く |
矢打ち込みの様子 |
右舷側最前部の盤木 |
矢の全てに紐を通しておく |
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1枚づつ順番に吊り上げ |
コーミングに載せる |
船尾側も繰り出し |
留め金部分を溶接 |
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2007.12.30 Sun. 晴れ時々曇り 7℃ No.148 |
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※今年最後の更新となります。 |
12.28(金)
アンカーチェーン
アンカー(主錨)巻揚げ
雨の最中でしたが
アンカーチェーン
メインアンカーの巻揚げ。
25mチェーンを9節(9連)並べて繋
ぎ、シャックルを溶接して何連目
かを示す白ペンを塗っています。
(2連結目なら2個を3連結目なら
3個のチェーンを(以前日記で要復
習(笑))
アンカーホースパイプ&
ベルマウス角度の施工位置によ
って微妙な誤差が生じ、上手く
アンカーが収納出来ない(爪が上
を向かない)不具合が発生したり
するものですが、何も問題無く
すんなりと入りました。
(非常に気持ちの良い工事終了)
残るはブリッジ内装工事です。
12.27(木)〜
E/R塗装・ブリッジ内装
工事開始
いつもなら進水して海上に浮かん
でから行う作業ですが溶接工事が早々と完了している為、E/R内の
塗装・居住区内装(左官・断熱材
入れ)工事をもう開始しています。
左上からまず塗装作業の模様。
きっちりとした全身タイツ姿にて
噴き付け。微妙な粒が舞ってい
るのが分かりますか?相変わら
ずマスクをかけないとじん肺必至、
辛いです…。
下側は大工・左官屋が入っての
居住区内装。まだ電装業者が配線
していてごちゃごちゃの状態です
けどね。各々が出来得るところか
ら手を付けてる状態。
良い意味で危機感に煽られなが
らの作業は工程短縮に大いに
役立ちます。
(だからと言って、それで手を抜
いて仕事して良いわけではありま
せん。矛盾してますね…難しいと
ころです)
今日(12/30)の状態。
船の外板周りは完全に工事終了。
年明け早々に進水を行います!
今年も色々とあったなあ…と今更
ながら遠い目をして回顧したいと
ころですが、そんな感傷的なこと
を考えさせるほど現実は悠長で
はない様です(笑)。
年明けからSno.563の竣工へ向け
ての作業、次船Sno.565ブロック
搭載開始と目白押し。
多忙でダウンしない様に体調はば
っちり管理しておかなくてはいけ
ません。
HPをご覧になってる方は今年
一年、どうでしたか?
フル稼働した体に感謝しつつ、
また来年、熱き血潮たぎるバイ
タリティで共に頑張って行きま
しょう!! |
チェーンを繋いでペン塗り |
アンカー吊り上げて移動 |
上手く入るやろうか… |
アンカー巻揚げ完了 |
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デッキ天井を塗っている |
右舷側補機通路付近 |
ランドリールームの左官屋 |
操舵室内(壁に断熱材入れ等) |
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※今年の更新は今日にて終了です。下半期、長い間中断してしまい申し訳なく思います。
来年も情熱的に取り組んでまいりますのでまた、お付き合い下さい。
それでは皆さん、良いお年を。(了) |
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2007.12.26 Wed. 晴れ 12℃ No.147 |
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※地球温暖化(?)のはずですが現場は寒いです……。 |
12.17(月)〜12.18(火)
レーダー&フォアマスト
ファンネル(煙突)
搭載・溶接
船体名称(SSとかNDとかの)記号
が付いているブロックは全て搭載
済となりましたので未搭載の大物
としてはマスト、ファンネル等。
こちらはいつも同様、サブライン
にて既に作成・完成済なので
早速搭載です。
(いつも簡単に出来ている様です
けど弊社には送風機・マスト等
を作るサブライン専門の職人が
います。船番が決まったら直ぐに
作業開始。終盤までには当然完成。
居ないとかなり困ります……。
雄姿は後日、日記に画像付きで
載せる予定です)
というわけで(笑)ご確認下さい。
12.21(金)〜
船倉内スパーリング&
シーリング(木材緩衝材)
貼り付け
Sno.558と同仕様、鋼材運搬船
なので鉄鋼製品を傷付けない様に
する為、木材
サイド・スパーリング(側面)
ボットム・シーリング(床面)
(以前一度出てきましたがこの際
↑の名称を覚えましょう!)
を敷詰め・貼り付けしています。
またその上面にコンパネ(ベニヤ)
も打ちつける贅沢仕様の予定。
バラ積みも行けたりして…?
12.19(水)〜12.24(月)
船体サイド仕上げ塗装
〜足場撤去
ペンキ入荷後直ぐに仕上げ塗装。
船底にソロバン・滑走台を入れる
のに邪魔になる為、出来た順に足
場も撤去しました。
下部を覗くと船首側から船尾・
ドックゲートへ向けてレール上
に完全な見通しが…。
完成状態でこんなにはっきり
と見えるのは珍しいことです。
裏を返せばかなり余裕を持って
出来上がったということですが、
いつもこの様に進捗できたら
なあと思います(しないといけま
せん)。
12.25(火)
ハッチ・カバー納入
即座に設置
ハッチ・コーミング(船倉枠)が
既に溶接・塗装済なので本当に
待ち侘びていた(笑)ハッチ・
カバーの納入。
船首・船尾側で最大限まで巻け
る&クレーンリミットを考えた
ロール2つを設置。
復習ですがこのカバーは
巻取りエルマン方式です。
(盛り上がりはコンベックス式
という名称。トン数を稼ぐ為の
空間ですよ?お分かり?(笑)
えっ?型式もよく分からない?
そんな時は以前の日記をどうぞ
ご覧下さい!(笑))
進水間際になって繰り出しの予定
です。
まだアンカーを巻いていませんが
一応、完成です。
(製作過程がごっそり抜けていまい、申し訳ないです…次こそは!)
船台横にあるソロバン、今日から
入れ始めました。
滑走台設置も順次、始めます。
進水、来年ですが今年中に出来
得ることはやっておくつもり。
いつでも毎日が出勤日のスタン
スは変わっていません。
(変える気もないですけど…(笑))
(了) |
レーダーマスト、船尾へ |
船首へフォアマスト移動 |
ファンネル搭載 |
下部をぐるっと溶接 |
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緩衝用木材 |
敷詰め・貼り付け開始 |
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サイド部分仕上げ塗装 |
出来た順に足場を撤去 |
ソロバンを入れる前のレール |
船尾側から見る(完全な見通し) |
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ハッチ・カバー納入 |
ロールの吊り上げ |
船首側設置状況 |
センター部分の7枚別置 |
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2007.12.14 Fri. 晴れ時々曇り 11℃ No.146 |
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※エネルギッシュ!のはずがまた3週間程空いて…申し訳無いです(笑) |
11.15(金)〜12.11(金)
ブリッジ搭載・組立
(BD・ND・CD)の流れ
ごめんなさい、随分と長い間の
中断の影響で船体胴中部分搭載
製作は省略させて頂きます(笑)
(全てを載せるとどのくらい時間
が掛かるのか定かではありません
から…)
というわけで船尾部分。
ブリッジ(船橋)は丸々外注にての
製作なので全納入を待っての対応。
入って来ると電装業者を直ぐに配
置しての電路配線。
とにかく急げ!!の心意気。
それぞれデッキ上・ブリッジ部分
船尾周りに弊社の職人を配置して
おり、即座に搭載・溶接をしよう
と立ってランディング。
各々がまだ来んのか?まだ済まん
のか?と口々に囃し立てるので
まあ待てと(笑)急がせるけえ
と生返事はしておく。
(そう簡単に早くは出来んからな
あ(笑))
それでもBD電路敷設を3日で終わ
らせ移動、きっちりと水平を出
してからジャッキ降下・溶接。
1階部分が完了です。
さて、お次はND・CD(2・3階)
製作途上にて縦ロンジ(補強材)
を溶接したことによるCD天井反り
所謂歪みをこれでもかっちゅう感
じで炙って取り上げてフラットに。
人間の手では持ち上げることが
出来ない操舵装置も先にND上へ。
本溶接が終わると(吊りピースが
CD上に付いているから)待ち構え
ているBD上へ移動。溶接を施して
完了。
こんな感じです。
大急ぎにての表現でしたので文章
がくどいかもしれませんがお許し
下さい、流れさえ分かって頂けれ
ばと思います。
12.5(水)〜
船内タンク・船倉壁等
塗装開始
ホールド側の主要部分溶接がほぼ
完了し、いよいよ塗装作業です。
きつい・汚い・暗い・臭い(シン
ナー)…。3Kでも4Kでも直ぐに形
容出来得る(出来てしまう)超過酷
作業。
出来ればやりたくない仕事最右翼です。が、それでも誰かがやらないと船になりません!!
とにかく厳しい仕事であることを
十分に理解しておき、タンクに入
って塗ってくれる作業員に感謝し
つつ、その対価として私自身は営
業活動等を頑張る!!
これが理想です。
(ただ、まだあまりにも経験不足
は否めないのでこれからも修練が
必要ですが(笑))
口釈はさておき、タンク内クリー
ム、船底部分下地・バンノー塗装
は終わりました。
溶接作業との兼ね合いで作業を前
後させる必要がありますが、(ペ
ンの上から溶接すると焼けて剥げ
てしまうので)まずもって順調といったところです。
今現在はこんな感じです。
(船首部分はまだ溶接作業が残っ
ているので塗装は始めていません)
何だ、もうここまで進んでしも
うたんかとお思いでしょう(笑)
完成までの短い時間、少しお付き
合い下さい。
年内には船体部分作業(溶接・
塗装)は完了の予定です。
(了) |
BD、外注先から納入 |
電路・電線敷設 |
粗方終わると船尾へ |
水ホースを見て水平出し |
治具定盤上のND |
こっちが最上階のCD |
製作と歪み取りの競演 |
定盤の上で先に組み立てる |
直ちにBD上へ移動させる |
搭載完了 |
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ホールド壁、下地塗装 |
タンク内に入るので完全防備 |
船底タンク内(クリーム) |
サイド・ウイングタンク内 |
船体サイドに下地を塗る |
船底・下地仕上がりの様子 |
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2007.11.24 Sat. 晴れ 18℃ No.145 |
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No.111〜144 |
No.088〜110 |
No.001〜082 |
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