木造600t積み 第三芳栄丸 進水前日の様子 昭和33年4月15日
今の第二船台付近です。懐かしき機帆船。走っている姿を見かけることはもう有りません。
焼玉エンジン(ポンポンポン…)の音が聞こえてきそうです。
船首のドラフトを見ると(4.2m)今の499(G/T)貨物船とほとんど変わっていませんね。
積載が3倍になったことを考えると単に全長が長くなっただけなのでしょうか…?
いずれにせよ、写真を見ると分かる様にクレーンなど利便性に長けたものは無く、全て人力と
5tくらいしか吊れないウインチを使用して骨組みに貼り付けで建造したとか。驚きです。
ただ、今現在では船大工がほとんど居なくなってしまい、到底この様な木造大型船は造れません。
(と言うか造りようが無いみたいです。宮の管弦祭・競漕に使う伝馬でさえ、新造するのがかなり
難しいくらいですから…)
古き良き時代を慮る今日この頃です。